21日(日)セリエA女子の第15節が行われ、女子日本代表でセッターの関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオは、同じく女子日本代表のアウトサイドヒッター(OH)の石川真佑が所属するノヴァーラと対戦した。
関、石川ともにスターティングメンバーとしてコートに立った第1セット、序盤は互角の戦いとなっていたが、中盤にかけてブスト・アルシーツィオが連続得点で抜け出しリードを奪った。20-17と3点差で先に20点台へと乗せられたノヴァーラが、セット終盤で粘りを見せ1点差まで詰め寄るも、最後はジョセフィン・オボッサがスパイクを決め25点目を奪い、25-22でブスト・アルシーツィオが第1セットを先取した。
第2セット、石川はベンチスタートとなった。このセットでも点を取り合う試合展開となり、大きな点差が付かないまま終盤の戦いへと入った両チームだったが、その展開を先に抜け出したブスト・アルシーツィオ。18-18から5連続得点で23-18まで点差を離すと、最後はノヴァーラのミスで得点しこのセットを25-19で取り切り、勝利まであと1セットとした。
第3セットも引き続き関はスタートからコートに立ち、石川はベンチスタートとなった。あとがないノヴァーラはセット中盤、ブスト・アルシーツィオのミスもあり連続失点すると12-20と大幅にリードを許して終盤の戦いへ。途中交代でコートに立つも石川に得点はなかったが、ノヴァーラが最後まで安定したプレーを見せ18-25でこのセットを奪われ、第4セットへと向かった。
続く第4セット、勝つにはこのセットを取るしかないノヴァーラが終始一歩リードして試合を進めた。対するブスト・アルシーツィオもこのセットを取り勝利するために食らいつく。関は終盤でもミドルを使うなど攻撃の幅を活かして得点する場面も見られたが、最後はサーブミスで相手に得点を許す形に。このセットは21-25でノヴァーラが取り、勝負の行方は最終セットに持ち込まれた。
勝負の第5セット、序盤は一進一退の攻防となったが、第3、4セットを連取して勢いに乗るノヴァーラが6-11と一時5点差までリードを広げる。何とか得点に繋げたいブスト・アルシーツィオだったが最後は攻撃のミスで15点目を献上してしまいノヴァーラがセットカウント2-3でこの試合に勝利、ブスト・アルシーツィオは敗戦となった。
すべてのセットでスターティングメンバーとしてコートに立った関はこの試合で1得点をあげたものの惜しくも勝利には届かず。一方の石川はスタメン起用となったものの、第2セット以降はワンポイントでの出場にとどまり、関と同じく1得点となった。
次戦の第16節、ノヴァーラは12月24日(水)3:30よりキエリと、ブスト・アルシーツィオは同日4:30よりベルガモとの対戦を予定している。
■試合結果
ブスト・アルシーツィオ 2-3 ノヴァーラ
第1セット 25-22
第2セット 25-19
第3セット 18-25
第4セット 21-25
第5セット 11-15




