27日(土)にセリエA女子の第17節が行われた。
今シーズンのセリエA女子にはイタリアに渡って3年目、ノヴァーラで2シーズン目を迎えるアウトサイドヒッターの石川真佑と、イタリア2シーズン目で今季からブスト・アルシーツィオに加入したセッターの関菜々巳がいる。
前節、キエリにセットカウント1-3で敗戦したノヴァーラは今節でベルガモと対戦した。石川がベンチスタートとなったこの試合、ノヴァーラとベルガモは接戦の第1、第2セットを分け合う展開に。その後も流れは両チームを行き来し、第3セットをベルガモが、第4セットをノヴァーラが制した。
最終第5セットは序盤、一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし終盤にブレイクし、前に出たノヴァーラ。リードをキープしたまま第5セットを取り切り、フルセット勝利をあげた。石川は第2セットの途中から登場。以降、ベンチに下がる場面もあったものの、試合を通して9得点を獲得した。
一方、前節でベルガモにストレート負けを喫したブスト・アルシーツィオは今節、キエリをホームに迎えた。第1セット、関はスタートからコートに立つも、なかなか流れを掴めなかったブスト・アルシーツィオはこのセットを落とす。続く第2セットは30点を超えるデュースにもつれ込んだ。粘ったブスト・アルシーツィオだったが、31-33で第2セットも奪われ、後がない状況に。
第3セット、このままでは終われないブスト・アルシーツィオが中盤に差し掛かった場面で先行すると、以降も点差を広げていく。流れは変わらないまま、ブスト・アルシーツィオが25-19で第3セットを取り返した。第4セットは中盤まで競った展開が続く中、相手が16-19で抜け出す。このリードを縮められなかったブスト・アルシーツィオは第4セットを落とし、セットカウント1-3で敗戦した。試合を通してトスを上げ続けた関はアタックで1点、ブロックで1点、サーブで1点を獲得した。
次戦の第18節、ブスト・アルシーツィオは2026年1月5日(月)0:00よりヴァッレフォリアと、ノヴァーラは同日2:00よりコネリアーノと対戦する。なお、第18節の前にコッパイタリアの準々決勝が控えており、ノヴァーラは2025年12月31日(水)4:00からミラノと、ブスト・アルシーツィオは同日4:30よりキエリと対戦する。
■試合結果
・石川真佑(ノヴァーラ)
vs ベルガモ(〇3-2)
途中出場9得点
・関菜々巳(ブスト・アルシーツィオ)
vs キエリ(●1-3)
先発出場3得点




