[写真]=市川雄大

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第15節GAME1、東京グレートベアーズvs大阪ブルテオンの一戦が28日に有明コロシアムで行われ、アウェーの大阪ブルテオンがセットカウント3-1で勝利を収めた。試合後、大阪ブルテオンのトーマス・サムエルボヘッドコーチが記者会見に応じ、タフなゲームを振り返るとともに、この日スタメン出場を果たした甲斐優斗の評価について語った。

 東京GBの1万人プロジェクトとして行われたこの試合。チケットは完売し有明には9614人の観客が集まった。今シーズンからSVリーグのクラブで指揮を執るサムエルボヘッドコーチは「素晴らしい雰囲気、素晴らしいイベントでした。このようなバレーボールのイベントに参加できて非常に嬉しく思います」と、ホームチームである東京GBの興行面での尽力を称えた。

 勝利したものの第3セットまではいずれも接戦だった試合。東京GBとの試合は混戦となることが多いが、「グレートベアーズとの試合はいつもそうで、なかなかボールが床に落ちません。忍耐強く、何度も何度もプレーを続け、個性とチームスピリットを出す必要がありました」と振り返る。特に相手の主砲であるバルトシュ・クレクの攻撃を止めるのに手間取ったが、「終盤にブロックやディフェンスで解決策を見つけられたことが良かったです。最終的には自分たちの攻撃面が相手を上回れたことが勝因です」と分析した。

 この日のロスターに関しては、エースの一角であるミゲル・ロペスがベンチ外となった。その状況下でスタメンに起用されたのが甲斐優斗だ。サムエルボヘッドコーチはロペスについて「メンバーに入れても良いレベルだったが、軽微なフィジカルの問題があったので外しました」と強調。その上で「甲斐が重要な役割を果たしたことを非常にうれしく思います。甲斐や彭(世坤)のように今シーズンあまり出場機会のなかった選手がコートに立ち、活躍してくれたことがこの勝利をより良いものにしてくれました。チーム全体として、今日の彼のような存在が必要です」と喜んだ。

 久々の先発で躍動した甲斐のコンディションについては「非常に良い」とした上で、今後の課題についても具体的に言及した。「彼は自分が改善すべき課題を理解しています。コート上でもっとコミュニケーションを取ったり、丁寧さを保ちながらもイージーなボールに対してもっとアグレッシブに責任を持っていくこと。今日はよくやってくれましたが、そこが彼のさらなる成長へのトピックになると思います」と、若きアタッカーへの期待を込めて締めくくった。

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