世界最高峰を目指す日本のバレーボールのトップリーグである「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」。男子は10チームに184選手が在籍している。(2026年3月4日時点)
今回はその中で日本人選手に絞って、バレーボールでかなり大きな要素の1つである身長のランキングTOP5を紹介していく。
※データはSVリーグ公式サイト参照
※カッコ内は身長/所属/ポジション
第5位タイ:小野寺太志(202cm/サントリーサンバーズ大阪/MB)

小野寺は日本代表不動のMB。そのプレーを一言で表すなら「仕事人」だ。
クイックもブロックもレシーブも確実に遂行する。例えばクイックは、トスに合わせるのが上手く、ミスが少なくぴしゃりと決めてくれる。ブロックについても、レシーバーのためにコースの限定を優先しておち、全く仕事ができないということがほとんどない。
レシーブについては良い意味で「仕事人」の範疇を超えている。サーブレシーブは広範囲を請け負い、サーブを打った直後に1ローテだけある後衛でのディグでは、リベロ並のスパイクレシーブでブレイクを生み出す。
MBとしての仕事人のようなクイック&ブロックと、MBとは思えないレシーブ力に注目だ。
第5位タイ:髙橋健太郎(202cm/ジェイテクトSTINGS愛知/MB)

髙橋を一言で表すなら「日本最強のブロッカー」だ。
現在は負傷により戦線離脱中だが、離脱前までの成績は、1セットあたりのブロック本数が0.66本。現在のランキングに入るとしたら全体3位(日本人トップ)の成績だ。
髙橋のブロックの特徴はフィジカルとバレーIQの両立ができていること。フィジカルについては、日本バレー界で身長2mを超える選手の中で最も俊敏性が高い。巨体がネットの横幅9mを自在に飛び回る。
さらにデータ分析にも力を入れてる選手で、敵アタッカーやセッターの癖を把握していて、駆け引きにも強い。
日本最強のブロッカーの復活が待ち遠しい。
第5位タイ:大竹壱青(202cm/東京グレートベアーズ/MB)

大竹を一言で表すなら「日本MB界最強のジャンプサーバー」だ。
昨季のSVリーグでのサーブ効果率は11.5%で、STINGS愛知のエースを務めるトリー・デファルコと同数値だった。
オポジットとしてプレーしていた頃を彷彿とさせる、豪快に腕を回すスイングから、ネットスレスレの弾丸サーブをコーナーへと突き刺さす。
またサーブ以外でも、昨季は1セットあたりのブロック決定本数0.45本(全体10位)と好成績だった。
OPからMBにコンバートして今季で3年目。既に大活躍しているが、本人はMBらしいコンパクトなクイックや俊敏なブロック移動はまだまだと語る。
生まれ変わった大竹壱青のさらなる飛躍が楽しみだ。
第3位タイ:山内晶大(204cm/大阪ブルテオン/MB)

山内を一言で表すなら「クイックマスター」だ。
2024年のパリオリンピックでは、日本代表MBの中では最多のアタックポイントを記録した。日本のセンター線の火力を担う選手だ。
そのクイックは多彩で、Aクイックは高さを保った電光石火で、海外選手たちのブロックの上や横を打ち抜く。Bクイックはレシーブが乱れた場面こそ強気に助走に入り、奇襲の縦のBをアグレッシブにねじ込んでいた。
クイック以外でも勝負どころのブロックに定評があり、接戦の終盤になるほどドシャットが飛び出す。バレー界最大の大舞台である五輪でも、日本代表の最多ブロックは山内だった。
世界と互角に戦ってきたクイックと、勝負強いブロックに注目のベテランMBだ。
第3位タイ:鬼木錬(204cm/サントリーサンバーズ大阪/MB)

彼を一言で表すなら「ザ・ウォール」だ。
鬼木は背が高いだけではなく、身体の厚みがある選手。そのためブロックが堅く、アタックの威力に関係なく、全くブレのない体幹で真下へとアタックを叩き落とす。鬼木の正面にスパイクを打つことは、壁にスパイクを打つのと同じだ。
また身体の厚みはアタックにも活きており、コンパクトなフォームで強烈な一打を繰り出す。鬼木のクイックは文字通りの速攻で、パパンと一瞬でコートに突き刺さる。
強烈なブロックとコンパクトなクイックは、元イタリア代表MBで石川祐希のミラノ時代の盟友マッテオ・ピアノを思い出すプレースタイルだ。
鬼木は日本代表への想いも強い選手であり、和製ピアノとして代表でプレーする姿にも期待だ。
第2位:佐藤駿一郎(205cm/ウルフドッグス名古屋/MB)

一言で表すなら「攻防万能」。佐藤はクイックとブロックの両方が世界レベルのMBだ。
SVリーグではクイックでの活躍が目立っている。1セットあたりのアタック得点が日本人MBでは3位(1位エバデダンラリーアイケー/2位三輪将大)で、3人の中ではトップのアタック決定率(61.5%)を誇る。佐藤のクイックは、打数と決定率を両立している。
一方で、昨年の日本代表ではブロックでの活躍が目立った。日本代表が長年手を焼いていた、海外選手の高い打点からのクイックに対して、ワンタッチをよく取っていた。
佐藤は攻撃力と防御力の両方を兼ね備えた新世代のMBだ。
第1位:牧大晃(210cm/東レアローズ静岡/OH)

牧を一言で表すなら「OPとOHの両刀」だ。昨年の日本代表にも「OP/OH」という2つのポジションで選出された。
筑波大学では、1年生からOPとして出場。高さのあるスパイクとブロック、強烈なジャンプサーブで全日本インカレ優勝に貢献した。大学4年時には高校時代にプレーしていたOHへと戻り、厳しいサーブで狙われる中、自分で拾い自分でアタックを決めていた。
内定選手として出場中のSVリーグでは主にOHとして出場。高さを活かしたブロックと、安定したサーブレシーブで既に存在感を発揮している。
SV内で日本人最長身の牧がどんな選手として大成するのか楽しみだ。




