[写真]=Getty Images

 9月16日~30日にかけて行われた選挙により、国際バレーボール連盟(FIVB)の新アスリート委員5名が確定した。

 今回の選挙では、投票権を持つ選手(18歳以上でFIVB 競技会に登録されている現役選手かつ選挙に先立つ 8 年間にFIVB競技に登録された現役選手)の投票により、2024~2028年が任期となる新アスリート委員を選出。各国の現役選手、代表選手、元代表選手などインドア、ビーチ合わせて15名が立候補していたが、その中に東京グレートベアーズの柳田将洋(32)も名を連ねていた。

 投票の結果、バレーボール女子部門はアメリカのジョーダン・ラーソン(37)、男子部門はイタリアのシモーネ・アンザーニ(32)、ビーチバレーボール女子部門ではドイツのサンドラ・イットリンガー(30)、男子部門はカナダのジョシュ・ビンストック(43)、そして最後の1人は残る候補者の中で最多票を獲得した、女子ビーチバレー部門で立候補していたオーストラリアのルイーズ・ボーデン(43)の5名に決まった。

 なお今回選ばれた5名のうち、4名(ラーソン、アンザーニ、ビンストック、ボーデン)は現アスリート委員(2020年~2024年任期)を務めており、続投という結果となった。

 また、FIVBアスリート委員は10名から構成されており、残りの5名については11月15日~17日にかけて行われるFIVB理事会が任命することで確定する。正式に10名が確定すれば最終的な構成メンバーが発表され、新アスリート委員の任期がスタートすることになる。

 今回の選挙で柳田は当選とはならずだったが、そもそも立候補すること自体、誰もができることではない。日本、そして世界のバレーボールを見据えて行動する柳田に大きな拍手を送りたい。