インターハイの時期が近づいてきた。昨今の高校バレーは、攻撃のスピードやバリエーション、データ分析を取り入れたディフェンスなど、年々レベルが高くなっている。
前回大会で優勝した鎮西高校をはじめ、春高バレーで優勝した東山高校、さくらバレー(私立全国大会)で優勝した清風高校に注目が集まる。そして本記事では、なかでも活躍が期待される5名の選手を紹介する。
岩田怜緯

- 身長 / 最高到達点:189cm / 340cm
- ポジション:アウトサイドヒッター
- 在籍:東山高校
- 主な実績:2026年春高バレー優勝・最優秀選手賞
2026年春高バレーで、東山高校を優勝に導いたエースだ。最高到達点340cmの高さを武器に、フロントからだけでなくバックアタックでも得点を量産している。
さらに高い打点からのスパイクに加えて、コースの打ち分けやブロックアウトを狙える技術も兼ね備えている。以下の動画を見て欲しい。
東山高校の特徴である速いテンポのトスを、うまく手首をひねってクロス方向に叩きつけた。速いトスをクロスに打つのは簡単ではないが、岩田選手は高さとパワーを保ったまま決めきっている。
サーブ・ブロック・スパイクと得点を量産し、東山高校を優勝に導けるか注目だ。
一ノ瀬漣

- 身長 / 最高到達点:191cm / 339cm
- ポジション:アウトサイドヒッター
- 在籍:鎮西高校
- 主な実績:2026年度男子日本代表登録、2025年インターハイ・国スポ優勝
2025年のインターハイと国スポで2冠を達成した、鎮西高校のエースだ。なんと2026年度男子日本代表登録メンバーに、高校生として唯一選出された。
一ノ瀬選手の特徴は、高さを武器にした攻撃力と安定感のある守備力の両方を兼ね備えていることだ。レセプションに参加しながら、チームのエースとしてスパイクを決める。以下の動画を見て欲しい。
レセプションから、強烈なバックアタックをクロス方向に決めた。解説の元男子日本代表、福澤達哉さんからは、「すでに高校生のレベルではない」と評価されている。
27対27の場面では、東山高校の岩田選手に惜しくも打ち負けだが、バックアタックを打ちながら、守備でもチームに貢献した。
今年は鎮西伝統の3番を背負いプレーする。日本代表にも登録された一ノ瀬選手が、どのようなエースに成長するのか注目だ。
西村海司

- 身長 / 最高到達点:181cm / 338cm
- ポジション:アウトサイドヒッター
- 在籍:清風高校
- 主な実績:2026年春高バレー優秀選手賞、2026年さくらバレー優勝
1年生ながら、2026年春高バレーで強烈な存在感を放った選手だ。身長は181cmだが、最高到達点は338cmと高い跳躍力を誇る。
西村選手の特徴は、攻守ともに高い技術を持っていることとメンタル面の強さにある。攻撃と守備の両方でチームに貢献しながら、フェイクセットからの攻撃やトスなど、堂々とプレーする姿は圧巻だ。以下の動画を見て欲しい。
1年生とは思えない強烈なスパイクを相手コートに叩きつけた。上記動画の3:00〜のシーンではツーアタック、1:09〜のシーンではツーアタックと見せかけてフェイクトスを披露している。
下級生とは思えない技術とメンタルを持った西村選手が、清風高校のエースとしてプレーする姿に注目だ。
田原璃晟

- 身長 / 最高到達点:190cm / 325cm
- ポジション:ミドルブロッカー
- 在籍:清風高校
- 主な実績:2025年さくらバレー優秀選手賞、2026年さくらバレー優勝
ミドルブロッカーだが、バックアタックや守備でもチームに貢献するマルチプレイヤーだ。通常ミドルブロッカーは、後衛に下がるとリベロと交代する。しかし田原選手はコートに残り、バックアタックを打つ。以下の動画を見て欲しい。
ミドルブロッカーながら、強烈なバックアタックを打つ。もちろんブロックやクイック攻撃も一級品。とくにブロックは寄りが早く、完成するまでのスピードと高さは相手にとって脅威となる。
男子日本代表の小野寺選手(サントリーサンバーズ大阪)のような、高さと器用さを兼ね備えた、次世代型のミドルブロッカーとして注目だ。
辻本侑央

- 身長 / 最高到達点:168cm / 292cm
- ポジション:リベロ
- 在籍:東山高校
- 主な実績:2026年春高バレー優勝・ベストリベロ賞
2026年春高バレーで東山高校を優勝に導き、「ベストリベロ賞」を受賞したのが辻本侑央だ。安定したレセプションと守備範囲の広いディグで、東山高校の攻撃陣を支えた。以下の動画を見て欲しい。
ディグにおいて、予測と瞬時にコースへ動く機敏さを掛け持ち、ボールが到達する前に位置取りを完了させる。「決まった」と思ったボールもスーパーレシーブで拾い上げ、会場を沸かせた。
守備範囲も広く、味方が弾いたボールをコート外まで走って繋ぎ、得点に繋げる活躍も見せる。東山高校の攻撃力は、辻本選手の守備力に支えられているといっても過言でないだろう。
東山高校のディフェンスリーダーとして、相手のスパイクを拾い、コートにボールを落とさない辻本選手のレシーブに注目だ。
未来の日本代表を要チェック
本記事で紹介した5名は、インターハイで要注目の選手だ。一ノ瀬選手(鎮西)は、すでに日本代表入りを果たした。他4名も将来的に、日本を背負う可能性を秘めている。今年度はじめてとなる全国大会で、各選手がどのような活躍を見せてくれるか楽しみだ。




