10日に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。予選ラウンド第1週で4連勝と好スタートを切った男子日本代表は予選ラウンド第2週のフランスラウンドでセルビア代表、イラン代表、アメリカ代表、フランス代表と対戦する。
フランスラウンドで最後に戦うのが開催国のフランス。今回はそのフランスについて解説していく。
フランス代表の特徴
フランス代表はオリンピック2連覇中の王者だ。
そんなフランス代表を一言で表すなら「日本代表の先輩」だ。
フランス代表と日本代表は共に守備のチームだが、日本代表のロラン・ティリ監督とフィリップ・ブラン前監督はフランス代表の監督経験があるので、日本代表がフランス代表を真似ていると言っても過言ではない。
似た者同士ではあるが日本代表とフランス代表は3つの大きな違いがある。
1つはブロック力。日本代表より高さがある分ブロックディフェンスに秀でている。
2つ目は攻撃の多彩さ。MBのクイックが強烈なことに加え、OHは軟打が得意。さらにSVリーグでもお馴染み、セッターのアントワーヌ・ブリザールも攻撃力が高い。
3つ目は勝負強さだ。五輪2連覇は圧倒的な実力で掴んだものでは無く、勝負どころの1点をものにした紙一重のものだ。VNLのここまでの3勝もすべてフルセットで、目に見えない勝負強さを確かに持っている。
日本対フランスは守備の粘り合いによる名勝負が多い。VNL第2週の最終戦で疲れも溜まってる中、世界最高の守備力を持つ同士の我慢対決をどちらが制するだろうか。
フランス代表の注目選手:トレボール・クレブノ

フランス代表の注目選手はトレボール・クレブノ(OH/199cm/31歳)だ。
クレブノを一言で表すなら、「世界一のインテリOH」。
彼はとにかく軟打が上手い。同じく軟打が上手いイアルバン・ヌガペトやアレクサンデル・シリフカと比べて、クレブノは安定感が特徴だ。
十八番はノールックストレート軟打。ギリギリまでクロスへ体を向けて、ブロックとレシーバーをクロスに引き付けてから、ひょいとストレートへ軟打を放る。
敵が軟打を警戒したら、目の覚めるような鋭い強打を叩き込み、敵のディフェンスシステムを破壊する。
彼は守備にも定評があり、ティリ監督が日本代表のレセプション指導の際に引き合いに出すほどだ。木が根を張るように脚を大きく開いて身体を安定させ、頭を動かさずボールをじーっと見てオーバーカットとアンダーカットを使い分ける。
敵を欺くクリエイティブな攻撃と安定した守備力を兼ね備えた、フランス代表のテクニシャンだ。




