12日から13日にかけて、イタリアのセリエA女子の第2節の試合が行われた。
今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノにセッター(S)の関菜々巳、ミラノにリベロ(L)の福留慧美が所属している。
第2節では、石川、関、福留の3選手とも先発出場を果たしている。
ノヴァーラの石川は開幕戦同様に先発で起用されるとフル出場。強烈なバックアタックや技ありブロックタッチなどで躍動した。試合は、1セット目は拮抗した展開になるもののノヴァーラが逃げ切り先取。2セット目は中盤に逆転されリードを許す展開となる。このままこのセットを取られるかと思いきや、終盤でノヴァーラが連続ポイントをものにし、再び逆転に成功。23点目は長いラリーになると3連続で石川に託し、3度目の正直でエンドラインいっぱいのスパイクが決まる。さらに石川のバックアタックでセットポイントを握ると、最後は石川のサーブで崩すと切り返し、ノヴァーラが勝利に王手をかけ、3セット目も拮抗した展開になるもののセットを取りストレートで初白星となった。石川は両チームで2番目の12得点をあげている。
福留も開幕戦同様スターティングメンバーとして出場すると、安定感のあるプレーでチームに貢献。スパイクレシーブやブロックフォローなどでチームの勝利へと繋いだ。また、ミラノはサイドに頼らずミドルをうまく織り込んだ攻撃や鋭いサーブなどでローマを寄せ付けず、常に優位な試合運びでストレート勝ちを収めている。
一方の関は今シーズン初めてのスタメン起用。1セット目序盤はセットが合わずにブロックに捕まる、スパイカーが気持ちよく打てない場面もあったが、チームメイトとコミュニケーションを取りながら修正していく。徐々に攻撃が決まりだしたコネリアーノは逆転に成功しセットを先取。要所で関のディグの守備での貢献や、ツーアタックを決め攻撃でもその存在感を光らせる。またサービスエースも決めるなど、この試合は多方面で躍動し、チームもストレートで勝利し開幕2連勝とした。
次回の第3節では、20日(日)23:00から福留のミラノと石川のノヴァーラが激突。関のコネリアーノは18日(金)3:30からペルージャと対戦する。なお、ミラノは17日(木)3:30から第13節分のキエリ戦が先に控えている。
・福留慧美(ミラノ)
vsローマ(〇3-0)
先発出場
・石川真佑(ノヴァーラ)
vsピネローロ(〇3-0)
先発出場
・関菜々巳 (コネリアーノ)
vsタルマッソンズ(〇3-0)
先発出場