6月に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。日本代表はここまで開幕10連勝と絶好調だ。
予選ラウンド最終週となる日本ラウンドで対戦するのは、イタリア代表、カナダ代表、ベルギー代表、アルゼンチン代表の4チーム。今回は日本ラウンド3戦目でぶつかるベルギーを解説していく。
ベルギー代表の特徴
ベルギー代表を一言で表すなら「欧州の新強豪国」だ。
2025年の世界バレーベスト8で、優勝したイタリア代表にも予選ラウンド時に勝利している。
ベルギーが急に力をつけた理由は、「怪物」フェレ・レガースの台頭だ。レガースは石川祐希や大塚達宣とミラノで共にプレーしていた超新星で、今や世界トップOP1人だ。
さらにベルギーには「英雄」サム・デローという世界3大リーグを渡り歩く大エースがいた。
「怪物」と「英雄」の世界トップクラスのWエースの体制となったことで近年の快進撃を魅せている。
しかし、今季初参戦のVNLではここまで3勝7敗と苦戦している。
最大の要因はデローの不在だ。2025年12月にがんが判明し、闘病の末に3月には試合復帰を果たしたが過酷なクラブシーズンだった。さらに6月には第一子が誕生したため、今大会は出場を見送っている。
レガースはVNLトップスコアラーとして奮闘しているが、チームは現在4連敗中だ。
Wエースの片翼を欠く今、レガース以外の選手がどこまで得点源となれるかが重要だ。
ベルギー代表の注目選手:フェレ・レガース
ベルギー代表の注目選手はフェレ・レガース(OP/204cm/22歳)だ。
弱冠22歳にして世界トップOPの1人だ。世界3大リーグのセリエAで、2年連続で全選手中2位の総得点を記録し、来季は世界最強クラブのペルージャへの移籍が決定している。
レガースの凄さは「身軽」なことだ。204cmとは思えないほど軽やかなジャンプで敵ブロックの上からアタックを打ち込む。
スパイクフォームも美しく、よく脱力して身体の可動域を大きく開くことで、加速されたスイングはまさに一閃。一瞬でコートへボールが突き刺さる。
彼の代名詞はその高さとキレを活かした「超インナークロス」で、3枚ブロックのさらに内側を射貫いてくる。 またOHで起用されることもあり、守備も熟せるマルチプレイヤーでもある。
現在VNLトップスコアラーを快走中。また中国戦では、4セットマッチながらVNL史上2位の1試合38得点というの記録を叩き出した。
日本代表の世界最高峰のディフェンスとVNL最強の得点力を誇るレガースの矛盾対決に注目だ。




