[写真]=Lega Pallavoro Femminile

 19日から20日にかけてイタリアのセリエA女子の第3節の試合が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノにセッター(S)の関菜々巳、ミラノにリベロ(L)の福留慧美が所属している。

 第3節では石川のノヴァーラと福留のミラノが対戦し、日本人対決が実現。お互いに先発出場し、ネットを挟んだ日本人同士の熱いシーンが見られた。石川は途中交代もありながらほとんどの時間コートに立ち、サーブで狙われながらも得点を重ね、ディグやブロックタッチでもチームに貢献した。福留は安定したレセプション、ディグ、2段トスで得点を決めさせるなど、フル出場で奮闘を見せた。

 試合はセットを取っては取り返されの展開でフルセットまでもつれる。最終的にノヴァーラが5セット目を制し、白星をあげた。ミラノはリーグ4試合目にして初の黒星となった。

 コネリアーノの関は18日のペルージャ戦に続きベンチスタート。チームは2セットを連取するが、3セット目はリードされる展開に。その3セット目の中盤、14-16の場面で関はリリーフサーバーとして出場すると、そのままコートイン。ローマの攻めるサーブに翻弄され、サーブレシーブが乱れる中でも苦しい体勢で懸命にトスをあげる。流れを変えたいコネリアーノだったが、なかなかローマの背中を掴むことができず、関は19-22の場面で再びベンチに下がる。その後も点差は縮まらず、開幕後初めてコネリアーノはセットを落とす。4セット目、関の出場はなかったが、チームは終盤に意地を見せ連続ポイントを重ねこのセットを取り切って勝利、開幕4連勝を収めた。

 次戦の第4節、ノヴァーラは27日(日)1:30よりローマと、コネリアーノは28日(日)1:00にベルガモと、ミラノは同日4:30よりクーネオと対戦する。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsミラノ(〇3-2)

先発出場

・福留慧美(ミラノ)
vsノヴァーラ(●2-3)
先発出場

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsローマ(〇3-1)
途中出場