[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 23日と24日にセリエA女子の第9節が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。

 まず23日には福留慧美が所属するミラノと関菜々巳が所属するコネリアーノが対戦。開幕9連勝で首位に立つコネリアーノと、ここまで8勝1敗で2位につけるミラノの首位攻防戦であり、日本人対決も期待された注目の一戦となった。

 その試合で、福留は先発起用、関はベンチからのスタートとなった。拮抗した展開の序盤から懸命にボールを繋ぐミラノだったが、堅いディフェンスから多彩な攻撃で得点を重ねたコネリアーノが圧倒しストレートで勝利を収め、試合時間わずか1時間15分という短期決戦で幕を閉じた。コネリアーノはこれで開幕10連勝で首位をキープ、ミラノは8勝2敗となったが順位は変わらず2位につけている。先発出場した福留は3セット目に途中交代と悔しい結果に終わったものの、関も1プレーのみだったが1セット目に途中出場を果たしたことで、コートを挟んでの日本人対決が実現した。

 24日には石川真佑が所属するノヴァーラがホームでタルマッソンスと対戦した。

 第8節終了時点で6勝2敗で4位につけたノヴァ―ラは、ここまで1勝7敗のタルマッソンスと対戦。前節ではMVPを獲得するなど、チームの主力選手として活躍を見せる石川は今試合でもスタメンに起用された。一時はスパイク決定率が下がり交代する場面もあった石川だったが、勝負の第5セットでは重要な場面でトスを託される場面もあり、試合を通してチーム2位タイの16得点を獲得した。相手にディフェンスでプレッシャーをかけられミスが増え苦しんだノヴァ―ラだったが、第5セット中盤から巻き返して勝利し、今季7勝目を飾っている。

 石川が所属するノヴァ―ラは次戦、12月2日(月)2:00から関所属のコネリアーノと対戦し、2週続けての日本人対決の行方はどうなるかが注目される。ミラノは次戦12月2日(月)1:00からベルガモと対戦する。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsタルマッソンス(○3-2)
先発出場、16得点

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsミラノ(〇3-0)
途中出場

・福留慧美(ミラノ)
vsコネリアーノ(●0-3)
先発出場、途中交代