セリエAのミラノに所属する大塚達宣が、4日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグ戦第3節のザビエルチェ戦を振り返った。
ここまでリーグラウンド2連勝のミラノ。第3節の相手であるザビエルチェは昨シーズンのポーランドリーグ2位で、監督は男子ドイツ代表監督も務めるポーランド人のミハウ・ヴィニアルスキ監督、キャプテンはポーランド代表のマテウシュ・ビエニエクが務めている。また昨シーズンまで日本のJTサンダーズ(現・広島サンダーズ)でプレーしていたアメリカ代表のアーロン・ラッセルも所属する強豪チームだ。
そのザビエルチェ戦で大塚は1、2、4セット目に途中出場。スパイクで1得点を挙げ、主にレセプションで安定した守備を見せた。だが、ミラノはフルセットに持ち込ませるも2-3(25-17、20-25、24-26、25-19、12-15)で敗戦し、欧州CL初の黒星を喫した。惜しくも敗れたミラノだったが、大塚に試合を振り返ってもらった。
「ザビエルチェ相手に自分たちができた部分もたくさんあったんですけど、特に3セット目や5セット目のあと1点2点取れたら…というところで負けているセットがいくつかあったので、そこはチームとしてもまだまだ改善できる部分はあるのかなと思いました」
「僕たちのパフォーマンスも今日は悪くなかったと思うし、むしろ良い部分もすごく多かったと思うんですけど、でも最後ラリーを取り切れるところだったり、やっぱり負けているセットはラリーを取り切れている数が相手に上回られているのかなと感じているので、そこが良くなってくればチームとしてももっと勝ちに近づくんじゃないかなと思います」
次戦、ミラノは第2節にアウェーで勝利したオーストリアのチロル・インスブルックと、12月19日(木)3:30からホームで対戦する。大事な場面でのこの1点、このラリーをどちらが取るかで流れが変わり、それが勝負の分かれ目になるというシーンがよく見られるのがバレーボール。この試合で出てきた修正点を改善させ、これからの試合に繋げてほしい。
取材:トシキ