13日、天皇杯の2回戦がVC長野トライデンツvsジェイテクトSTINGS愛知が行われた。

VC長野トライデンツは長崎国際大学をストレートで下し勝ち上がった。一方で2回戦から出場のSTINGS愛知。シーズン中のSVリーグでの対戦は1勝1敗となっており、負けたら終わりのトーナメント戦、勝敗が気になる一戦となっている。

 VC長野はアウトサイドヒッター(OH)に迫田郭志、工藤有史、ミドルブロッカー(MB)に山田航旗、トレント・オデイ、オポジット(OP)にウルリック・ボ・ダール、セッター(S)に糸山大賀、リベロ(L)は備一真を起用。

 STINGS愛知は、OHにトリー・デファルコ、藤原直也、MBに村山豪、髙橋健太郎、OPに宮浦健人、Sに河東祐大、Lは小川智大の布陣で挑んだ。

 第1セット、1—6とSTINGS愛知が抜け出るが、VC長野のウルリックがブロックアウトを誘い、工藤有史のスパイク、フェイントを駆使して追い上げる。STINGS愛知もデファルコのサービスエースやバックアタックが爆発。途中11ー13まで追い上げるを見せるVC長野だが終盤、デファルコの強烈なスパイクを上げる場面も見られたが返球のアウト、連係ミスもあり失点が増え、最初にセットポイントを握ったSTINGS愛知がVC長野のスパイクをシャットし1セット目を取った。

 2セット目、VC長野のブロックや迫田の鋭いスパイクが決まると先行。STINGS愛知の追い上げる中、ウルリックのサービスエース、髙橋のブロックが決まるなど中盤まで拮抗した展開が続く。先にテクニカルタイムアウトにたどり着いたのはSTINGS愛知。VC長野はデファルコの攻撃を阻むも宮浦を止められず17ー21と点差が開き始める。VC長野も離されまいとスパイクを叩き込むが、宮浦がブロックアウトを取り19ー25でSTINGS愛知が連取した。

 VC長野にとって勝負の第3セット。STINGS愛知は村山に代わってラオ・シュハンを投入してスタートしサーブで勢いをつける。STINGS愛知の小川がディグを上げると髙橋のクイックが決まり3ー9と点差が開きミドルの存在感が増す。中盤、宮浦に代わり都築仁、デファルコに代わりリカルド・ルカレッリを投入する。VC長野も粘りを見せ攻撃するもSTINGS愛知の強固な守備に攻撃が通らない。最後はSTINGS愛知のサービスエースが決まり8—25と大差をつけセットカウント0ー3でSTINGS愛知が勝利した。

 2回戦を勝利したSTINGS愛知は明日、準々決勝をサントリーサンバーズ大阪と戦う。

■試合結果

VC長野トライデンツ 0ー3 ジェイテクトSTINGS愛知

第1セット 18ー25

第2セット 19ー25

第3セット 8ー25