22日にセリエA女子の第14節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラはキエリと対戦、開幕戦以来の対戦となった。開幕戦ではフルセットでキエリが勝利しており、リベンジがかかった試合となった。
石川がスタメン出場となった第1セット。安定した守備と攻撃で得点を重ねるノヴァ―ラとそれに食らいつくキエリ。13ー9でノヴァ―ラにサービスエースが飛び出すと点差が開き始める。一時17ー10まで点差が開いたがキエリが強打と軟打を駆使し追い上げる。石川はフェイントを何度も拾うなど守備での活躍を見せ、最後は石川のサーブでキエリのレセプションが乱れネット際のボールを押し込んでノヴァ―ラが1セット目を取った。
第2セットも石川はスタメン出場となった。このセットはキエリの攻撃が決まり先行される。ノヴァ―ラは石川に速いトスを回しこれを決め切ると序盤に同点に追いつく。このまま流れを掴むかと思われたが、キエリのサイドからの強力なスパイクに苦しみ、2点差を詰められずリードされたまま試合が進んでいく。このセットも石川はリベロとともに守備の要となり丁寧にボールを繋ぎ、20ー21の場面で石川に上がったトスを決め切り再び同点に追いつく。その後は両チームが打ち合いデュースにもつれ込む展開となったが、キエリのサイドからの攻撃をシャットし28ー26で2セット目もノヴァ―ラが取った。
第3セットは序盤から石川がダイレクトでスパイクを叩き込みノヴァ―ラに流れを呼び込むと、ミドルの攻撃も決まりはじめ得点を重ねる。しかしキエリもサイドからの攻撃や石川のスパイクをシャットし追い上げを見せ、ノヴァ―ラはリードするが油断できない展開が続く。20点台に入り石川はサーブが終わるとベンチへと下がることとなったが最後はノヴァ―ラのAクイックが華麗に決まり、3ー0でノヴァ―ラが勝利した。
この試合で石川はサービスエースを含む8得点をあげ、また安定した守備でボールを繋ぎチームの攻撃に繋げていくとともに、自身にトスが上がる場面ではしっかりとスパイクを決めその存在感を発揮した。
ノヴァ―ラは次戦、セリエA第15節を27日(金)0:00からピネローロと対戦する。
■試合結果
ノヴァ―ラ 3ー0 キエリ
第1セット 25ー18
第2セット 28ー26
第3セット 25ー20