[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 日本時間の26日と27日にセリエA女子の第20節が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。

 石川所属のノヴァーラは4勝15敗のペルージャと対戦し、石川はスタメン起用される。チーム全体で攻撃が思うように決まらず苦しんだノヴァーラは1、2セット目を奪われるが、3、4セット目を取り返す。勝負となる最終セット、先行しマッチポイントを先に握ったのはノヴァーラだったが、14ー11のところからペルージャの猛攻に合い、一気に5連続ポイントを奪われ逆転負けを喫した。石川はサービスエース2本を決めるも、序盤から決定率に苦しみ、スパイクでの得点は5得点に留まった。チームはこの敗戦で15勝5敗とし、順位をひとつ落として4位となっている。

 コネリアーノは、これまで13勝6敗のキエリと対戦し、関はベンチスタートとなった。コネリアーノが第1セットを先取すると、関は第2セット18ー10の場面で投入される。乱れたボールをワンハンドで上げて得点に繋げるなどのプレーを見せ、21ー13の場面で再びコートに下がるが、以降もチームは勢いのまま第2セットも獲得。第3セットは中盤まで点を取り合う展開となるも3連続得点で19ー14としたコネリアーノはそのまま優位に進め、ストレートで勝利を飾った。関は2セット目のみの途中出場となったが、チームは快勝で開幕19連勝としている。

 福留が所属するミラノは11勝7敗のブスト・アルシーツィオと対戦。福留はベンチスタートとなった。第1セットは20点までシーソーゲームが続くも一歩抜け出したミラノが先取する。続く第2セット中盤から5連続失点で3点差をつけられるも相手のミスで終盤に同点に追いつき、最後はエースのパオラ・エゴヌがスパイクを決め25ー23で接戦を制した。続く第3セットは、中盤から4連続得点でミラノがリードを作ると終盤にも3連続得点で相手を突き放し25ー16の大差で勝利した。今試合で福留の出場はなかったが、ミラノはこの勝利でひとつ順位を上げ、3位につけている。

 この後は、ミラノが1月30日(木)4:00よりピネローロと、コネリアーノが同日4:30よりブスト・アルシーツィオと、スケジュールの関係で後ろ倒しになっていた第14節の試合を行う。第21節では、ノヴァーラが2月2日(日)2:00よりブスト・アルシーツィオと、ミラノが同日4:30よりタルマッソンスと、コネリアーノが2月3日(月)1:00よりピネローロと対戦する。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsペルージャ(●2ー3)
スタメン出場で7得点

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsキエリ(〇3ー0)
途中出場

・福留慧美(ミラノ)
vsブスト・アルシーツィオ(〇3ー0)
出場なし