日本時間の30日に、スケジュールの関係で後ろ倒しになっていたセリエA女子の第14節が行われ、関菜々巳が所属するコネリアーノはここまで11勝8敗のブスト・アルシーツィオと対戦し、セットカウント3ー0(25ー15、25ー22、25ー19)でストレート勝利を飾った。
セッターを務める関は、スタメンでの起用となった。第1セット、序盤から各国代表が揃った錚々たるメンバーのスパイカー陣を堂々としたトスワークで関が操る。コネリアーノは強力なサーブで相手を崩すと、中国出身のシュテイなどを中心とした圧倒的な高さとパワーを誇るスパイカー陣で得点を重ねていく。このセット3本のサービスエースを含む圧倒的な攻撃力をコネリアーノが見せ、25ー15でセットを先取した。
続く第2セット、ブスト・アルシーツィオのブロックがコネリアーノのスパイカー陣に対応し始めたことで序盤からラリーの続く展開となる。このセットも先発出場した関はミドルブロッカー(MB)も多く用いた多彩な攻撃で得点に貢献するが、相手も効果的なサーブなどを見せ、一進一退の攻防が続く。終盤まで手に汗握る展開が続いたが、この試合好調を維持していたシュテイへトスが集まると、そのトスをしっかりと決め切りコネリアーノがブレイクする。そのまま逃げ切り、コネリアーノが25ー22でこのセットも連取した。
第3セット、関はここまで目立っていなかったMBのブロード攻撃なども序盤から積極的に使っていき、相手ブロックの的を絞らせない。しかし相手もコネリアーノの強力なスパイクに対して粘りのレシーブを見せラリーに持ち込んでいく。再び一進一退の攻防が続いたが、セット中盤に入るとコネリアーノのサーブ、ブロックが決まり始めてブレイクを重ねていく。最後もコネリアーノのブロックが決まり、25ー19でこのセットを取り切り、コネリアーノがストレートで勝利した。
関はこの試合、途中で交代する場面もあったが全てのセットで先発出場を果たし、献身的なトスワークでチームのストレート勝利に貢献した。コネリアーノは次戦第21節を2月3日(月)1:00よりピネローロと対戦する。
■試合結果
コネリアーノ 3ー0 ブスト・アルシーツィオ
第1セット 25ー15
第2セット 25ー22
第3セット 25ー19