[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 セリエA女子第21節が日本時間の2月3日に行われ、石川真佑が所属するノヴァーラは、ここまで11勝9敗のブスト・アルシーツィオと対戦し、セットカウント3ー0(25ー11、25ー15、25ー18)でストレート勝利を収めた。

 2024年12月に行われたコッパ・イタリア準々決勝では勝利したものの、2024年11月のリーグ戦対戦時にはストレート負けを喫しているブスト・アルシーツィオとの対戦に石川はスタメン起用された。序盤からノヴァーラがブレイクポイントを重ね、点差を広げる。石川も安定のサーブレシーブや、多彩なスパイクで得点を重ねていく。全く相手を寄せつけないノヴァーラは早々に20点台にのせ、11点差をつける。勢いの止まらないノヴァーラがそのままセットポイントを握ると、最後は石川の選手の間を狙ったノータッチのサービスエースで25点目をとり、まずは1セット目を先取する。

 続く2セット目、石川のサーブからスタートする。その石川のサーブターンで守備からの切り返し、ブロックポイントでブレイクするノヴァーラ。序盤こそ点差を離されまいと食らいついていたブスト・アルシーツィオだったが、ノヴァーラが流れを掴むと1セット目同様ブレイクを重ね、点差を離していく。石川はクロスを中心にスパイクを決め、また20点目以降にブロックポイントも決める。ノヴァーラは勢いそのまま、最後も3連続ポイントを奪い、25ー15でこのセットを制し、勝利に王手をかける。

 第3セット、ノヴァーラがサーブで攻め序盤から6ー1とし点差を離す。石川は自身のスパイクでも得点を重ねつつ、ラリー中の乱れたボールを相手コートに押し込むなど、チャンスを見逃さず得点につなげる。また、1度で決まり切らなくても続けてトスを託され、2度目で確実に決め切る姿も見せた。ノヴァーラは緩急をつけた攻撃で得点を重ね、このセットも相手に追い上げを許すことなく25ー18の大差で制し勝利を飾った。

 全てのセットにおいてリードを保ちながら始終優位に試合を進め、相手につけ入る隙を与えなかったノヴァーラが圧倒的なストレート勝利を飾り、前回対戦のリベンジを果たした。石川はチーム2位の13得点をあげ、2セット目に関してはサーブレシーブ、スパイクともに100%の決定率を記録した。また、この勝利でチームは16勝目をあげ3位につけるスカンディッチと同じ勝敗数としたが、順位は前節と同じ4位のままとなっている。

 次戦の第22節は13日(木)4:30より、21節を終えた時点で3勝18敗で最下位のタルマッソンスとの対戦する。また、コッパイタリアの準決勝が8日(土)に開催され、23:30より決勝進出をかけてコネリアーノとの対戦が控えている。

■試合結果

ノヴァーラ 3ー0 ブスト・アルシーツィオ

第1セット 25ー11
第2セット 25ー15
第3セット 25ー18