日本時間の2月2日と3日にセリエA女子の第21節が行われた。
今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。
20節を終えて15勝5敗のノヴァーラは、11勝9敗のブスト・アルシーツィオと対戦した。石川はスタメン起用され、序盤からノヴァーラのペースで試合が進む。石川は攻守にわたって活躍し、1セット目の最後を見事なノータッチエースで締めくくる。2、3セット目もブレイクを重ねたノヴァーラが点差を離して始終優位に立ちゲームを進め、全てのセットで相手に20点台にのせさせず、圧倒的な大差でのストレート勝利となった。石川はサービスエースとブロックポイントをそれぞれ1本ずつ決め、スパイクでは11得点を挙げた。この勝利で16勝5敗とし4位を維持したノヴァーラ。次節も勝利を掴み、3位以上に浮上となるか、注目される。
ここまで16勝4敗のミラノは、3勝17敗のタルマッソンスと対戦し、福留はベンチスタートとなった。1セット目序盤は取っては取り返される展開になるも、中盤から終盤にかけてブレイクを重ねリードしたミラノが先取、2セット目は序盤からミラノが走り、そのペースを保ちながら大差をつけて連取する。そして福留は3セット目スタートからの出場となった。その3セット目はスタートからミラノが7ー0と大幅にリードを奪う。福留はラリー中の丁寧なレシーブやコートに落とされかけたボールをパンケーキで拾うなど、守備で大きく貢献。序盤の勢いそのまま、ミラノがあっという間にマッチポイントを握り、25ー10という大差で制し勝利を飾った。この勝利でミラノは2位に浮上している。
開幕以降負けなしの20連勝中と圧倒的強さを見せるコネリアーノは、ここまで7勝13敗とするピネローロと対戦し、関はベンチスタートとなった。1セット目序盤から6連続ポイントを奪い波に乗ったコネリアーノが、その後も要所でブレイクを重ねてセットを先取すると、2セット目もスパイカー陣それぞれが得点を重ねていき、15点差をつけて連取。3セット目もその勢いは止まらず、14ー19の場面から7連続ポイントを奪って圧勝、ストレート勝利を飾った。今試合では関の出番はなかったが、チームはこれで21連勝となり首位を独走している。
次戦第22節では、ノヴァーラは13日(木)4:30よりタルマッソンスと、同日4:45からはコネリアーノとミラノが対戦する。また、コッパイタリアの準決勝では8日(土)23:30からノヴァーラvsコネリアーノ、9日(日)2:00よりミラノvsスカンディッチの対戦が控えている。
■試合結果
・石川真佑(ノヴァーラ)
vsブスト・アルシーツィオ(〇3ー0)
スタメン出場で13得点
・福留慧美(ミラノ)
vsタルマッソンス(〇3ー0)
途中出場
・関菜々巳(コネリアーノ)
vsピネローロ(〇3ー0)
出場なし