[写真]=Lega Pallavolo

 日本時間の2月10日に、セリエA男子の第19節が行われた。

 今シーズンのセリエA男子には、日本代表で活躍するペルージャのアウトサイドヒッター(OH)石川祐希、ミラノのOH大塚達宣に加え、大阪ブルテオンからチステルナにレンタル中のOH垂水優芽が在籍している。

 前節で連敗から抜け出した石川が所属するペルージャはグロッタッツォリーナと対戦。石川は好調なサーブを見せ1セット目を奪うと、2セット目ではサーブレシーブに苦しみ、序盤からグロッタッツォリーナがリードする。一度は逆転するも石川がサービスエースを取られベンチに下がり、そのまま逃げ切ったグロッタッツォリーナがセットを取り返す。3、4セット目は再びコートに立った石川のサービスエースや得意のクロススパイクが決まるとセットカウント3—1でペルージャが勝利し17勝2敗で首位をキープした。

 垂水が所属するチステルナは18節終了時に最下位だったターラントと対戦した。1セット目をターラントに奪われたチステルナだったが、2セット目を取り返すと前節と同じくフルセットにもつれる接戦となった。最後まで拮抗した展開となったが最終第5セット終盤にブロックで勢いに乗ったチステルナがセットカウント3—2で勝利した。先発出場した垂水はサーブで狙われ崩され交代となる場面はあったものの、すべてのセットに出場しサービスエース1点を含む9得点を獲得する活躍を見せ、チステルナは3連勝を飾った。

 大塚が所属するミラノはパドヴァと対戦。各セット両チームが力をぶつけ合い終始譲らない試合展開となったが、パドヴァにリードされるとミラノは大塚を投入。守備に備えるとともに交代直後からスパイクを決め、攻守にわたって活躍を見せた。2つのセットでデュースとなる接戦で、最後まで勝利の行方が分からない試合展開となったが、連続でのサービスエースや強打を打っては拾い観客を沸かせる白熱のラリーを制したミラノがセットカウント3—1で勝利し大塚は7得点をあげた。

 次戦のセリエA第20節で、チステルナは16日(日)4:30からグロッタッツォリーナと、ペルージャとミラノは17日(月)2:00から直接対決を迎える。

■試合結果まとめ

・石川祐希(ペルージャ )

vs グロッタッツォリーナ(○ 3ー1 )

先発出場12得点

・垂水優芽(チステルナ)

vs ターラント(○3ー2)

先発出場9得点

・大塚達宣(ミラノ)

vs パドヴァ(○ 3ー1)

途中出場7得点