大同生命SV.LEAGUE WOMENの第16節GAME2が16日(日)に行われ、YMITアリーナにて東レアローズ滋賀とSAGA久光スプリングスが対戦した。
昨日行われたGAME1は、サーブから主導権を握った東レ滋賀が得点源のシルビア・チネロ・ヌワカロールを欠く中、3ー1で勝利を収めた。続くGAME2、ホームの東レ滋賀は応援を背に2連勝を飾りたいところ。一方のSAGA久光は悔しい敗戦となったGAME1の雪辱を果たしたい。また、東レ滋賀の深澤つぐみとSAGA久光の深澤めぐみの姉妹対決にも注目が集っていた。
東レ滋賀はアウトサイドヒッター(OH)に深澤つぐみと谷島里咲、ミドルブロッカー(MB)にジュリエット・ロホイスと青柳京古、セッター(S)に田代佳奈美、オポジット(OP)にヌワカロール、リベロ(L)に中島未来と松岡芽生をスタメンに起用。体調不良によりGAME1でベンチアウトとなっていたヌワカロールが復帰を果たしている。
対するSAGA久光はOHに深澤めぐみと北窓絢音、MBに平山詩嫣と渡邊彩、Sに栄絵里香、OPに長岡望悠、Lに西村弥菜美をスタメンに起用。GAME1からOHをザックマリー・グレタから北窓に、MBを荒木彩花から平山に、OPをステファニー・サムディから長岡に変更した。
第1セットは序盤、攻めたサーブやブロックポイントから東レ滋賀が先行するも、すかさずSAGA久光が追いつき、7ー7の同点に。SAGA久光の2点リードで迎えたテクニカルタイムアウト明け、平山のサービスエースで勢い付いたSAGA久光は粘りのあるディフェンスからブレイクを重ね、点差を7点と広げる。しかし、SAGA久光のミスを見逃さなかった東レ滋賀は昨日のGAME1でも光ったサーブから流れを引き寄せ、連続得点で20ー20の同点とする。その後、22ー21で逆転した東レ滋賀は勢いそのままセットを先取する。
SAGA久光がOHを深澤めぐみからザックマリーに変更した第2セット。序盤は東レ滋賀のポイントゲッターであるヌワカロールにミスが増えたことで、SAGA久光がリードに成功。深澤つぐみにサービスエースが飛び出すも、SAGA久光リードのまま中盤に入る。西村のディグから切り返した攻撃でSAGA久光に流れが傾くと、東レ滋賀にアウトオブポジションやダブルコンタクトの反則による失点が増える。以降も波に乗るSAGA久光が徐々にリードを広げ、25ー16と大差でセットを取り返す。
第3セットは序盤、一進一退の攻防となる。平山のブロックポイントで前に出たSAGA久光の2点リードで迎えたテクニカルタイムアウト後、田代のサービスエースで東レ滋賀が15ー15と同点に追いつくと、その後は終盤まで競った展開が続く。互いに譲らずデュースまでもつれ込んだ第3セット、最後はヌワカロールのサービスエースで東レ滋賀が取り切る。
第4セットはMBを交えた多彩な攻撃でSAGA久光が一時先行するも東レ滋賀が8ー8で追いつき、拮抗した入りとなる。以降も両チームともに粘りの繋ぎで1点を取り合う展開に。しかし終盤、目覚ましい活躍を見せる深澤つぐみのサーブで勢い付いた東レ滋賀が連続ポイントでリードを奪う。流れを引き寄せた東レ滋賀はブロックポイントで勢いを加速させると25ー20で第4セットを取り、セットカウント3ー1で勝利を収めた。
攻めたサーブから流れを引き寄せ、深澤つぐみやヌワカロールを軸とした攻撃で得点を重ねた東レ滋賀がGAME1に続き3ー1で勝利を収め、ホーム2連勝を飾った。東レ滋賀の次戦は3月1日(土)にヤマト市民体育館前橋にて群馬グリーンウイングスとのアウェー戦、SAGA久光の次戦は3月1日(土)にSAGAアリーナにてデンソーエアリービーズとのホーム戦となっている。
■試合結果
東レアローズ滋賀 3ー1 SAGA久光スプリングス
第1セット 25―22
第2セット 16―25
第3セット 28―26
第4セット 25―20