25日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のSAGA久光スプリングスが、大竹里歩が今シーズン限りで引退することをクラブ公式サイトで発表した。
ミドルブロッカーの大竹は下北沢成徳高校を卒業後、2011年にデンソーエアリービーズに入団。2012年、2014年と日本代表にも選出された経験を持つ。2020ー21シーズンをもってデンソーを退団すると、久光スプリングス(現・SAGA久光スプリングス)へ移籍。2022ー23シーズンにチームキャプテンに就くと、翌シーズンの2023ー24シーズンもキャプテンとしてチームをけん引した。
大竹はクラブを通してコメントを発表。まずは「日頃からたくさんの温かいご声援ありがとうございます。今シーズンで現役を引退することに決めました。生まれた時からバレーボールがある環境で育ち、たくさんの方に見守られ、助けていただきながらここまで競技を続けることが出来ました。どんな時でも支えてくれた方々、背中を押してくれたファンの皆様本当にありがとうございます。私なりの感謝の想いを少しでもお伝えできればと思い、シーズン途中ではありますが発表させていただきました」と、周囲への感謝の気持ちをつづった。
続いて「大同生命SVリーグチャンピオンシップまであと2ヶ月弱。このチームのみんなと1日でも長く一緒にバレーボールが出来るように、そしてお世話になった方々やファンの皆様に想いを伝えられるよう、1日1日を大切に私らしく全力で最後までやり切りたいと思います。ぜひ試合会場で、また画面越しでも想いを届けていただけたら嬉しいです。最後までともに戦ってください」と意気込みも語った。
大竹は今シーズン4試合に出場しており、チームは現在6位でチャンピオンシップ進出圏内。良い形で送り出せるよう、チームとしての戦いにも注目していきたい。