[写真]=坂口功将、金田慎平

東京グレートベアーズ(レギュラーシーズン5位)

[写真]=坂口功将

組織力No.1

 そしてレギュラーシーズン5位は東京GB。組織力が最も高いチームだ。

 全員がスタメンというテーマで、相手に合わせて選手それぞれの強みをぶつけていくのが東京GBのスタイル。そのためメンバー交代が多く、絶対的なエースはいないのが特徴だ。

 そしてそれは武器でもあり、エースを作らなくても全員がスパイクを決めることができるため、東京GBは攻撃のバリエーションが豊富だ。

 まず第一にトスの速さがSVリーグトップで、敵ブロックを置きざりにすることでアタック決定率を上げている。

 高いトスにするのがセオリーの二段トスさえも、積極的に速いトスを上げてブロックを振りにいく。また、サイドアタッカーが中に切り込む時間差攻撃も他チームと比べて多い。

 さらにツーアタックも特徴で、セッターがトスの振りをしてアタックするのはもちろんのこと、リベロの古賀太一郎が1本目のボールをセッターに返球すると見せかけて、そのままスパイカーにトスして打たせるというツーアタックも仕掛けてくる。

 東京GBには圧倒的な得点力をもつエースはいないが、各選手の強みを掛け合わせ、多彩に攻撃を仕掛けることで全チームから勝ち星を挙げてきたチームスポーツを体現したようなチームだ。

注目選手:後藤陸翔

[写真]=坂口功将

 多くの注目選手がいる東京GBの中で注目したいのは後藤陸翔だ。

 先に紹介した髙橋藍、水町と同世代の2001年世代のルーキーの中で、後藤が秀でているのはネット際のテクニックだ。

 特にリバウンドの技術はSVリーグ随一で、レシーブが崩されて劣勢の場面でもネット際にボールを寄せれば後藤が綺麗にリバウンドを取って、万全な状態にリセットして攻撃を仕掛けることができる。

 さらに東京GBの代名詞ともいえる速いテンポの攻撃と相性が良い選手で、スパイクフォームが打ち出しの速さが特徴のストレートアームスイングなので、高速トスとの相性が抜群だ。

 未完成のブロックを利用したブロックアウトや、敵の穴を突くフェイントで得点を量産する。

 またサーブも彼のテクニカルな面が出ているハイブリッドサーバーで、敵の穴を徹底して突くサーブで日本人OHでは4位のサーブ効果率を誇っている。

 速さとテクニックが武器の東京GBの象徴ともいえる選手だ。

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この記事を書いたのは

まつはす

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