25日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の群馬グリーンウイングスは、オポジットのアリョーナ・マルティニューク(33)、セッターの松尾奈津子(30)と閑田千尋(23)、アウトサイドヒッターの白岩蘭奈(28)と正木七海(21)、リベロの栗栖留生(27)と小出雛(22)、小林知加(22)、ミドルブロッカー(MB)の目黒愛梨(24)と清水愛(22)、ウィモンラット・タナパン(23)、林田愛佳(25)、の12選手が今季限りで退団すると発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 群馬は今季、SVリーグ女子の開幕以降、黒星が続いていた。しかし、今年3月に行われた第19節GAME2のクインシーズ刈谷戦で初白星を飾ると、最終的にレギュラーシーズンを5勝39敗の14位で終えた。

 松尾と白岩は選手として退団を発表したものの、今後もチームに残りチームスタッフとして活動していくとしている。2022年からの2シーズンでキャプテンを務めた松尾は今季、レギュラーシーズン(RS)を通して13試合でベンチ入りした。一方、2023年からの2シーズンで副キャプテンを務めた白岩は今季、RSを通して37試合でベンチ入りし合計135得点を獲得した。

 タイ出身のタナパンとモルドバ出身のマルティニュークは、今季から群馬へ加入した代表経験もある外国籍選手。タナパンは今季、RSを通して39試合でベンチ入りを果たし合計151得点を獲得した。マルティニュークはRSを通して26試合でベンチ入り、合計240得点を獲得した。

 今回は栗栖と小出、さらに小林というチーム内、全3名のリベロが退団することに。栗栖は開幕早々の2024年11月に全治6ヵ月の大ケガを負い、出場機会に恵まれず。その後は小出がRSを通して16試合で、小林がRSを通して35試合でベンチ入りを果たした。

 タナパンに加えMBからは目黒と清水、林田の3名が退団を発表。今季、目黒はRSを通して10試合でベンチ入りし合計5得点を獲得。清水はRSを通して25試合でベンチ入りし合計56得点を獲得した。また林田は様々な場面で出場機会を獲得、RSを通して合計212得点をあげた。

 今季入団した閑田はRSを通して21試合でベンチ入り、2022年に入団した正木は様々な場面で出場機会を獲得しRSを通して合計180得点をあげた。

 一気に12選手の退団が発表された群馬。主力として活躍した選手も退団となり、来季はチームに大きな変化が起きそうだ。