8日、SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のSAGA久光スプリングスは、オポジットの長岡望悠(33)が退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
長岡は、東九州龍谷高校を卒業後、2010年に久光製薬スプリングス(現・SAGA久光スプリングス)へ入団。2012/13Vプレミアリーグではチームを6年ぶりの優勝へ導き、MVPとベスト6を獲得。2018年にはセリエA女子のコネリアーノに移籍して海外経験を積んだのち、2019年に再び久光製薬スプリングスへ復帰。通算で15年間チームの主軸として活躍した。
日本代表としても2012年に初選出され、2014年のバレーボール・ワールドグランプリでは銀メダル獲得に貢献した。2017年には左ひざ前十字じん帯を損傷し長期離脱を経験したが、2020年には代表へ復帰。度重なる苦難を乗り越え、日本の頼れる主砲として長年にわたりチームを支え続けた。
5月27日時点では契約に向け交渉中だったが、本人の意向を受けて今回の退団が決定した。
長岡はクラブを通してコメントを残している。
「いつも応援してくださっている皆様へ、この辺りで一度、一息ついてみたいと思います。この機会にこれからも自分らしい道を進めるようにゆっくりと探す時間にしていきたいです」
「この場をお借りして、お世話になった皆様に感謝申し上げます。まずは、ずっと側で支え続けてくれた家族、そして、常にサポートし続けてくださった方々、お世話になった監督、コーチ、そしてチームメイト、どんな時も変わらず応援し続けてくださったファンの皆様、久光製薬様をはじめ、パートナー企業の皆様。ここまで走り続けて来られたのはすべての皆様のおかげです。本当にありがとうございました。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします」