9月7日から8日にかけてポーランドで開催されたボグダンカバレーカップで日本代表アウトサイドヒッター(OH)の石川祐希が所属するペルージャが優勝した。
ポーランドのリーグが始まる前に開催される親善大会であるこの大会。ポーランドのレジェンドであるトマシュ・ボイトビッチ氏を追悼するために2022年から開催されている。
2024年大会にはペルージャのほか、ボグダンカ・ルク・ルブリン(ポーランド)、ヤストシェンブスキ(ポーランド)、アセコ・レソヴィア(ポーランド)が出場した。
7日の準決勝では昨年までペルージャに在籍していたポーランド代表OHレオンが所属するボグダンカと対戦したペルージャ。残念ながらレオンは試合に出場しなかったものの、その試合に石川はスタメンで出場すると、要所で強烈なパイプ攻撃を見せ、18得点の活躍を見せた。石川以外にもオポジットのベンタラが20得点、OHのセメニウクが19得点と躍動し、セットカウント3-1でペルージャが勝利を収めた。
決勝では、昨年のポーランドチャンピオンチームでもあるヤストシェンブスキと対戦。OPのベンタラが16得点、ミドルブロッカー(MB)のロセルが13得点と躍動し、セットカウント3-1で勝利したペルージャが第3回ボグダンカバレーカップでの優勝を果たした。なお、石川はベンチスタートとなったものの、途中出場でチームに貢献していた。
シーズン前にポーランドの名誉あるプレマッチ大会で優勝を飾ったペルージャ。昨シーズンのセリエA王者はやはり強いと証明した試合でもあった。これからのセリエAのリーグ戦本番はどのような戦いをするのか、注目していきたい。