写真は2024年7月8日撮影 [写真]=金田慎平

10日、バレーボール男子日本代表がパリオリンピック(パリ五輪)に向けた囲み取材を実施。アウトサイドヒッターの髙橋藍(サントリーサンバーズ大阪)が、自身のケガの状態を明かした。

 髙橋はセリエAのモンツァでプレーしていた1月に左足首を負傷。一時チームを離脱するもその後復帰し、主力としてチームのプレーオフ準優勝に大きく貢献していた。

 男子日本代表が銀メダルを獲得したネーションズリーグでは、チームに合流した福岡ラウンドで活躍したものの、マニララウンドのカナダ男子代表戦で負傷し、その後の決勝ラウンドは欠場していた。

 その髙橋は、「ケガをしたときの状態がかなりひどかったので、靭帯を1つ切ってしまった」と最初のケガの時点で重傷だったと明かした。

 その上で「その中でも結構復帰が早くて、チームからも求められた部分はあったので、無理をしたわけじゃないですけど、早めに復帰をして、完全に治っていない状態でリハビリしながらの復帰だった」と、プレーオフに進出したチーム状況もあり早めの復帰だったと語った。

 ネーションズリーグの欠場については「リーグ中は最後良かったというか、あまり気にならずできてはいたんですけど、代表に来て、歩き方であったりとか足首を庇う動作もあった。練習の強度も上がったり、スピードも速くなってきて、強度が上がったことによって、カナダ戦で違和感が出てきて、パフォーマンスに繋がっていった。本当に後遺症というか、もう一度痛みが出てしまったという形」とコメント。代表活動中にケガが再発してしまったようだ。

 現時点のコンディションについては「痛みが完全にないわけじゃないですけど、いい形で回復はしている」と、パリ五輪に向けて回復している段階だとした。