6月に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。日本代表は予選ラウンド第2週までを終えて8勝無敗の首位に位置。良い状態で15日(水)に開幕する日本ラウンドを迎える。
その日本ラウンドで対戦するのは、イタリア代表、カナダ代表、ベルギー代表、アルゼンチン代表の4チームだ。今回は日本ラウンド初戦でぶつかるイタリアを解説していく。
イタリア代表の特徴
イタリアは世界バレー王者だ。昨年日本代表が予選で敗退した世界バレーを2連覇中の強豪国。
そんなイタリアの最大の武器は「ブロック」だ。フルメンバーならコート上の6名全員が身長200cmを超え、さらに伝統のロジカルバレー(スタッツ集計ソフトのData Volleyはイタリア発祥)が合わさることで、世界一のブロック力を誇る。
そして大阪ラウンドからはコアメンバーが集結。エースのアレッサンドロ・ミキエレットの合流は間に合わなかったが(2月に第4腰椎の疲労骨折でリハビリ中)、主将シモーネ・ジャネッリ、主砲ユーリ・ロマノ、ブロックの要ロベルト・ルッソとジャンルカ・ガラッシ、守護神ファビオ・バラーゾ等パリ五輪のメンバーが集結した。
7月5日に行われたアルゼンチン代表との親善試合も3-1で快勝している。
イタリアの「高さと論理の最強壁」に、高さで劣る日本代表は世界最高峰の「技術」で勝負を懸ける。
イタリア代表の注目選手:シモーネ・ジャネッリ
イタリアの注目選手はシモーネ・ジャネッリ(S/200cm/29歳)。彼を一言で表すなら「世界最強セッター」の1人だ。
まだ20代と肉体的には最盛期ながら、経験値はベテランの域だ。2015年から10年以上イタリア代表でセッターを務め、総試合数はなんと265試合。2025年の世界バレーでもイタリアを優勝に導きベストセッターを受賞し、所属クラブのペルージャでは今季は4冠(世界クラブ選手権、スーペル・コッパ、セリエA、欧州チャンピオンズリーグ)を達成した。
そんなジャネッリの強みは身長200cmを活かした攻撃力だ。ツーアタックはもちろん、ここぞの場面でブロックやサービスエースを奪い、主将としてチームに流れをもたらす。
さらに近年はセッターとしてのトス精度も上がっている。パリ五輪以前はコンビミスが目立つ試合もあったが、代表とクラブ共にアタッカーの顔ぶれが固まってきたことでコンビが完成し、変幻自在なトス回しを魅せている。
肉体は全盛期。経験値はベテラン。
現在のバレー界で、ジャネッリは間違いなく最高のセッターの1人だ。




