公益社団法人SVリーグ(SVL)は13日(月)、東レアローズ滋賀と東レアローズ静岡への制裁決定を発表した。
この2クラブは東レアローズ株式会社が運営しており、2025-26シーズンは東レ滋賀が大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)を13位、東レ静岡がSVリーグ男子を8位で終えている。
今回、その2クラブにおける二つの違反行為が認められた。一つ目は、2026年3月末に提出された財務資料における業績見通しの数値が、同年6月末に提出した実績値と大きく乖離していた点。二つ目は東レアローズ株式会社が2026年3月期決算(2025年4月~2026年3月)において債務超過状態である点だ。
これらの違反行為が、クラブSVライセンス交付規則 第16条第2項「クラブライセンス制度上の制裁」と、第21条「財務基準」F.02純資産基準に抵触。2クラブには譴責や、改善報告書などのSVLが指定する追加資料の提出(改善計画書の提出)、東レ滋賀と東レ静岡それぞれに対して罰金100万円の制裁が科される。
なお、2026年9月30日までに2026年6月期決算(2026年4月~6月)において、純資産基準を充足していることが示された場合、上記の制裁を科した上で2026-27シーズンのSVライセンスは取り消さず、2027-28シーズンのライセンス交付を可能とするとのこと。
しかし、期日までに2026年6月期決算(2026年4月~6月)において純資産基準を充足していることが認められなかった場合、2026-27シーズンのSVライセンスを取り消されるという。
この違反行為を受けて、東レアローズ株式会社はクラブ公式サイトで謝罪している。
「本件に関し、SVLはもとより、ファンの皆様やパートナー企業をはじめとする、関係の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしますことを、心より深くお詫び申し上げます。東レアローズは、今回の制裁を厳粛かつ真摯に受け止め、健全なるクラブ運営に対する信頼回復に向け、社員一同、精一杯努めていく所存です」
また、本件に対する対策も発表しており、財務面については「2026年6月に増資を実施する」、「SVリーグの開催時期にあわせて決算期を変更(3月末から6月末に変更)することによる、収支見通しに関する精度の向上」といった案が、管理体制については「会社設立前の体制を引き継いだ地域(静岡・滋賀)ごとの運営を機能別の組織に再編することによる、責任の所在の明確化する」、「東レアローズ株式会社から新たに管理責任者を受け入れることによる管理・監督体制の強化する」といった案を明記。それらの対策により2026年6月期(2026年4月~6月)は債務超過を解消する見込みだという。




