[写真]=VOLLEYBALLKING

2026-27シーズン、日本代表に登録されている選手のうち、4名が海外リーグでプレーする。石川祐希はトルコ、髙橋藍と小川智大はポーランド、大塚達宣はイタリア、それぞれ異なるリーグのチームに所属して戦う。

  • 石川祐希:ジラート(トルコ)
  • 髙橋藍:ルブリン(ポーランド)
  • 小川智大:ルブリン(ポーランド)
  • 大塚達宣:ミラノ(イタリア)

本記事では、各選手の所属クラブやリーグの概要に加え、試合の視聴方法についても解説する。

石川祐希|イタリアで11シーズンを過ごしたキャプテンがトルコへ

[写真]=CEV ※写真は2025年5月16日撮影
  • 身長 / 最高到達点:192cm / 351cm
  • ポジション:アウトサイドヒッター
  • 経歴:星城高校 → 中央大学 → モデナ → ラティーナ → シエナ → パドヴァ → ミラノ → ペルージャ → ジラート・バンクカート
  • 実績:東京・パリオリンピック出場、ネーションズリーグ銀メダル(2024年)、チャンピオンズリーグ優勝(2024-25シーズン)

2026年6月5日、石川祐希はトルコリーグのジラートへの移籍を発表した。

石川は2014-15シーズンにイタリアへ渡り、モデナ、ラティーナ、シエナ、パドヴァ、ミラノ、ペルージャと6クラブを渡り歩いてきた。日本でプレーしていない唯一の日本人選手として、イタリアで11シーズンを戦った。直近のペルージャでは、2024-25シーズンにチャンピオンズリーグ優勝を経験している。

移籍先のジラートは、トルコの首都アンカラを拠点とするチーム。トルコ国内でもトップクラスの資金力と選手層を持つ。リーグ戦やカップ戦では上位を争うことが多く、高いレベルでプレーできる環境だ。

男子日本代表のキャプテンとして国際大会を牽引しながら、クラブでは新たなリーグに飛び込んだ。イタリアとは異なるバレーボールスタイルのなかで、どのような適応を見せるのか注目だ。

髙橋藍|ポーランドの王者ルブリンで再び海外へ

[写真]=兼子愼一郎
  • 身長 / 最高到達点:188cm / 350cm
  • ポジション:アウトサイドヒッター
  • 経歴:東山高校 →日本体育大学 →パドヴァ→ モンツァ→ サントリーサンバーズ大阪 → ボグダンカ・LUK・ルブリン
  • 実績:東京・パリオリンピック出場、セリエA準優勝、SVリーグ優勝

髙橋藍は、サントリーサンバーズ大阪からポーランドリーグのルブリンへ移籍した。イタリアのパドヴァとモンツァでプレーした経験があるが、ポーランドリーグは初めてとなる。

髙橋はディフェンスからの速いテンポの攻撃やコースの打ち分け、ブロックアウトを狙う判断力に優れている。サーブレシーブをこなしながらバックアタックで得点に絡めるのは大きな強みだ。日本代表では石川とともにアウトサイドヒッターの主力を担ってきた選手である。

移籍先のルブリンは、2013年に創設された比較的新しいクラブだが、急速に力をつけている。2021年に1部へ昇格、2024-25シーズンにはクラブ史上初のリーグ優勝を達成。翌2025-26シーズンにはポーランドカップとスーパーカップも制し、国内3冠を達成した。

チームの中心は、ポーランド代表のエース、ウィルフレド・レオン。2026年ネーションズリーグではポーランド代表の2連覇に貢献した選手だ。セッターのマルチン・コメンダがキャプテンを務め、ステファン・アンティガ監督のもとで欧州でも存在感を示している。髙橋藍とレオンが対角を組むことになれば、日本のバレーファンにとっては夢の共演となるだろう。

小川智大|世界レベルのリベロがポーランドで海外初挑戦

[写真]=兼子愼一郎
  • 身長 / 最高到達点:176cm / 315cm
  • ポジション:リベロ
  • 経歴:川崎橘高校→明治大学→ ウルフドッグス名古屋 →ジェイテクトSTINGS愛知 →サントリーサンバーズ大阪 →ボグダンカ・LUK・ルブリン
  • 実績:Vリーグ ベストリベロ賞(2021年、2022年、2023年)、サーブレシーブ賞(2021年、2022年、2024年)

小川智大は、髙橋藍と同じくサントリーサンバーズ大阪からルブリンへ移籍した。今回が初の海外挑戦となる。

小川はウルフドッグス名古屋・ジェイテクトSTINGS愛知・サントリーサンバーズ大阪を渡り歩いてきたリベロだ。サーブレシーブの安定感を武器としており、ベストリベロ賞を3年連続で受賞した実績がある。強烈なスパイクへの反応速度、コースを読んで瞬時に動く瞬発力、セッター並みの質の高い二段トスは、いずれも世界レベルだ。

ルブリンでの小川には、レオンや髙橋藍などの攻撃陣を生かすための「守備の土台」としての役割が期待される。安定したサーブレシーブからセッターに質の高いボールを返すことで、チームの攻撃の組み立てがスムーズになる。

日本代表でも長年チームメイトとして戦ってきた髙橋と、海外クラブでも一緒にプレーする。互いの特徴を知り尽くした関係は、ルブリンでもプラスの影響を与えるだろう。

大塚達宣|3シーズン目のイタリア

[写真]=Lega Pallavolo※2026年3月22日撮影
  • 身長 / 最高到達点:195cm / 345cm
  • ポジション:アウトサイドヒッター
  • 経歴:洛南高校 → 早稲田大学 → パナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン) → パワーバレー・ミラノ
  • 実績:パリオリンピック出場、SVリーグ優勝

大塚達宣は、2026年5月にミラノとの契約更新を発表した。イタリアリーグで3シーズン目を迎える。

大塚は洛南高校から早稲田大学に進み、大学3年時にパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)へ加入した経歴を持つ。2024年8月にイタリアへ渡り、ミラノでの挑戦を開始。パリオリンピックでは石川が不調だった試合でスタメン起用され、存在感を示した。

大塚の特徴は、193cmの身長を活かした高打点からのスパイクと、攻守のバランスの良さだ。強打だけではなく、相手ブロックとの駆け引きやテンポの変化を使い分ける頭脳的な攻撃が持ち味。アウトサイドヒッターとしてはサーブレシーブやディグの精度も高い。

キューバ代表として活躍してきた、ミドルブロッカーのロベルランディ・シモンも加わる。イタリアは、世界各国のトップ選手が集まるリーグだ。高いブロックを相手に得点する技術だけでなく、強烈なサーブに対応するサーブレシーブも求められる。攻守のバランスに優れる大塚が、3シーズン目のミラノでどこまで存在感を高められるか注目だ。

海外組の試合はどこで見られる?視聴方法まとめ!

[写真]=CEV

海外組の試合を日本から視聴する方法をまとめる。

リーグ対象選手視聴サービス料金備考
イタリア・ポーランド大塚達宣・髙橋藍・小川智大VBTV月額1,699円 / 年額7,104円ライブ・見逃し配信。英語実況のみ
トルコ石川祐希TRT Spor / TVF無料(トルコ国内向け)日本からは視聴制限の可能性あり

イタリアとポーランドは、FIVB公式配信サービスのVBTVで視聴できる。1つの契約で3名の試合をカバーできる。

トルコはVBTVでの配信がないため、トルコ国営放送のTRT SporやTVF公式YouTubeチャンネルが候補となるが、日本からはアクセスできない可能性がある。開幕後の配信状況はTVF公式サイトで確認してほしい。

2026-27シーズンは3カ国で日本代表選手がプレー

2026-27シーズン、石川は初のトルコリーグ、髙橋は海外再挑戦、小川は初の海外移籍でポーランドリーグ、大塚は3シーズン目のイタリアリーグ、それぞれ異なる国で新シーズンを迎える。

ポーランドとイタリアのリーグ戦はVBTVで視聴可能。トルコリーグはTVF(トルコバレーボール連盟)公式日程で、試合ごとの放送・配信先を確認する必要がある。世界のトップリーグで戦う4人が、2026-27シーズンにどのような活躍を見せるのか注目だ。