今シーズンからのセリエA女子の強豪ノヴァーラに加入した女子日本代表のアウトサイドヒッター石川真佑。海外挑戦2年目、新天地ノヴァーラでもすぐに定位置を掴み、活躍を続ける石川に今シーズンの話を聞いた。
セリエAの開幕節こそ敗れたものの、そこから6連勝を飾ったノヴァーラ。そこからは少し調子を落としたものの、ここまで9勝3敗でリーグ4位につけている。
石川今シーズンのここまでの戦いについて、「リーグが始まってから良い入りができたなと思うんですけど、11月あたりのところでうまくいかなかったり、自分が決められなかったり、セッターとのコンビが合わなかったりというのが少しあって、すごく苦しい月だったなと自分自身感じています」と振り返り。それでも「そこもひとつ自分の経験としてプラスに考えて、落ちた分は12月のこの折り返し時点でしっかり上げていければいいなと思っています」と今後につなげる意思を見せた。
イタリアでの2シーズン目を過ごしている石川。「昨年は本当になにも分からない状態でシーズンに入っていたんですけど、2年目でだいたい流れや雰囲気も分かってきて、自分の中で余裕が少し持てているところは昨年と違うと思います」と1年目との違いについても話した。
また、今季からは日本代表でともにプレーする関菜々巳(コネリアーノ)と福留慧美(ミラノ)がイタリアでプレーしている。
それについても「同じ国にいるのでそこは本当に心強いですし、連絡もたくさん取っていて、そういった部分も昨年と違っていて、自分も安心してというか心強く思ってプレーができているなと思います」とし、存在の大きさを語った。
その今シーズンの目標については、「今シーズンはレベルの高いチームでプレーをしていて、ひとつひとつのプレーの精度も全く違いますし、CEVカップも初めて経験しているので、試合数を重ねていくごとに自分の経験もひとつ増えていくし、すごく自分の中でもプラスになるシーズンになるのかなと思います」と語った石川。シーズン後半戦でさらなる成長を遂げそうだ。
取材:トシキ