15日、男子カナダ代表のアウトサイドヒッター(OH)、スティーブン・マー(30)が代表引退を発表した。自身のインスタグラムで伝えている。
2016年に初めてカナダ代表に選出されてから、ポイントゲッターとしてチームを牽引したマー。北中米選手権では、2017年と2019年の銅メダル獲得と2023年の銀メダル獲得に貢献し、個人としてもベストアウトサイドヒッター賞を獲得した。
また、オリンピック(五輪)にも2021年の東京五輪と2024年のパリ五輪に出場。代表最後の試合はパリ五輪の予選ラウンドでフルセットの戦いの末に敗れたセルビア代表戦となった。
なお、クラブキャリアでは2020ー21シーズンにミラノで男子日本代表のOH石川祐希と、2023ー24シーズンにはモンツァで同じく日本代表のOH髙橋藍と共にプレーするなど、日本人選手にとっても馴染み深い選手だ。
そのマーは15日にインスタグラムを更新。代表引退を発表した。
「私はカナダ代表から離れることを決意しました」
「過去12年間(アンダーカテゴリーも含め)このチームの良い時も悪い時も経験できたのは素晴らしいことだった。試合に夢中になれたこと、私を試しながらも受け入れてくれたチームメイトやコーチ、スタッフとともに人として成長できたことに感謝している」
「私の人生の基盤であり、親友に出会ったこのチームから離れることは難しい。特にこの3年間は誇りに思っている。チームスポーツで表現される団結と信頼がいかに素晴らしいかを表す時間だった」
「2020年のバンクーバーや2023年のオタワでのホームゲームに勝るものはない。家族や友人たちの前でプレーできたことはキャリアのハイライトだった。世界各地でプレーする自分のプレーを見ることを常に優先してくれていた家族に本当にありがとうと言いたい」
「カナダのバレーボール発展を支援するためのプロジェクトに取り組んでいて、代表選手とは別の方法でポジティブな影響を与えていきたいと思っている」