[写真]=Getty Images

 28日、パリ2024オリンピック(パリ五輪)予選ラウンドグループBの第1節が行われ、バレーボール女子日本代表は女子ポーランド代表と対戦した。

 2012年のロンドン大会以来のメダル獲得を目指す日本は、今大会後の引退を発表した古賀紗理那、石川真佑、林琴奈、山田二千華、荒木彩花、福留慧美とネーションズリーグ(VNL)とほぼ同じメンバーを起用した。

 一方、そのVNLで日本が敗れた相手でもあるポーランドも、日本戦で躍動した203cmのOPスティシアクやVNLベストミドルブロッカーのコルネルクら主力を起用した。

 日本のサーブから始まった第1セットは、両者譲らずの展開で試合中盤まで進む。その中で流れを掴んだのは日本。途中出場の宮部藍梨のサーブから一気に4連続得点を奪うと、古賀のバックアタックや石川の相手のブロックをうまく利用したアタックで得点を重ね、そのまま25-20でセットを先取した。

 続く2セット目も拮抗した展開が続くが、じわじわとポーランドにリードを広げられる展開に。22-25で押し切られた。

 荒木に代えて宮部を頭から投入した第3セットは、ポーランドに序盤から連続得点を奪われる苦しい展開にとなり、2-6となった場面で眞鍋政義監督は早めのタイムアウトを使う。それでもさらに点差を広げられると、日本はセッターの岩崎に代えて関菜々巳も投入する。終盤には途中出場の和田由紀子の連続得点や古賀の得点も生まれ1点差まで詰め寄るが、最後はエースのスティシアクに決められ、23-25で落とした。

 後がない4セット目で日本は、関、宮部、和田を継続して起用。石川のサーブでいきなり3連続得点を奪う好スタートを切る。その後も和田のライトからの攻撃が決まるが、徐々にポーランドに追い寄られ10-11と逆転を許してしまう。ポーランドに先に20点目を取られたが、古賀の連続得点もあり23-23に追いつくとそのままデュースに突入。だが、最後は相手のサービスエースで26-28で落とした。

 結果、日本は1-3で今大会初戦を白星で飾れず黒星スタートとなった。日本は、中3日で8月1日20時に行われる第2節で女子ブラジル代表と対戦する。

■試合結果

日本 1-3 ポーランド

第1セット 25-20
第2セット 22-25
第3セット 23-25
第4セット 26-28