[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 13日、セリエA女子第22節が行われ石川真佑が所属するノヴァーラは3勝18敗と低迷するタルマッソンスと対戦しセットカウント3ー0(25ー15、25ー13、25ー20)でストレート勝利を収めた。

 第1セット、石川はベンチスタートとなった。出だしは拮抗した展開となったが、ノヴァ―ラはサイドからの攻撃、センターからのクイックを駆使し19—12と点差を広げる。途中ブロックを利用される場面も見られたが追い上げを許さず点差を離したまま迎えた終盤で石川はリリーフサーバーで投入されると、見事に相手の守備を崩しノヴァ―ラの得点につなげ、危なげなく1セット目を取った。

 続く第2セット、ノヴァ―ラにチャンスボールをお見合いしてしまう連係ミスがありタルマッソンスが先行するが、徐々に落ち着きを取り戻したノヴァ―ラが主導権を握る。多彩な攻撃で得点を重ねた19—12の場面で石川がここでもリリーフサーバーとしてコートイン。サーブで相手を崩すだけでなく冷静にディグを上げる守備も見せ、25—13とタルマッソンスを寄せ付けず2セット目も取った。

 第3セット、粘りを見せるタルマッソンスを相手になかなか点差がつけられずに苦しむノヴァ―ラが18—17と1点差に迫られると後衛で石川がコートに入り、守備を固めリードを広げると最後は前衛に上がった石川がレフトからスパイクを叩き込み、25—20でこのセットを取りセットカウント3—0で勝利した。

 第9節での対戦ではフルセットへともつれ苦戦していたタルマッソンスとの対戦。石川は全セットベンチスタートとなったが、各セット終盤に途中出場するとサーブで相手の守備を乱すだけでなく安定した守備でも活躍を見せた。

 石川は途中出場ながら試合を通してサービスエース1点、スパイクでの得点で1点と合計2得点をあげた。この試合で勝利したノヴァ―ラは17勝5敗でスカンディッチ、ミラノと並んでいるが、ポイント差で4位のまま順位の変動はない。

 次戦の第23節は17日(月)0:00に行われ、関菜々巳が所属するコネリアーノと対戦。石川と関の直接対決が見られるか楽しみだ。

■試合結果

ノヴァ―ラ 3ー0 タルマッソンス

第1セット 25ー15

第2セット 25ー13

第3セット 25ー20