13日に行われたネーションズリーグ2025女子の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表はFIVB世界ランキング2位の女子ブラジル代表にストレート負け。セッターの関菜々巳がU-NEXTのインタビューで試合を振り返った。
予選ラウンド最終戦、日本は攻守でスキのない強豪ブラジルを相手にストレート負けを喫した。スタメン出場した関は、強気のツーアタックや幅を活かしたトスワークを披露した。
日本は予選ラウンド全12試合を戦い、9勝3敗の3位という結果を収めた。関は「今日の試合は負けてしまったんですけど、この12試合の中ですごく得るものもありましたし、チームとしてすごく成長した12試合だったなと思います」と予選ラウンドの戦いぶりを振り返った。
具体的に得たものを聞かれた際は「自分たち自身、自信に繋がるバレーができたというところもそうですし、誰が出てもその試合ごとに活躍する選手がいて、チーム一丸となって戦えたというところが良かったなと思います」と答えた。
劣勢の場面で見せる粘り強さについては「自分たちは相手に先行されることが、12試合の中でもあったんですけど、その中でも追いつくことが出来てました。どんな展開になっても慌てず、プレーが出来ているというところは今すごく良いところかなという風に思います」と、どんな展開でも慌てないことが勝利に繋がっているようだ。
反対に課題点は「今日に関してはパスで崩された後のハイボールの精度だったり、相手からの攻撃を1本で決められてしまうというブロック&ディフェンスが機能しなかったところが課題だったかなと思います」と冷静に分析した。
昨シーズン、イタリア セリエAのコネリアーノに移籍し、自身初の海外挑戦をした関。イタリアで得た経験について「イタリアに行って色んな世界を見て帰ってきて、自分の世界が広がってすごく良かったなという風に思います」と語った。
決勝ラウンドはノックアウト方式のトーナメントで行われる。予選3位通過の日本は同6位のチームと対戦するが、現時点で対戦相手は決まっていない。関は「勝ちたいという気持ちが一番ですし、どんな相手が来たって自分たちが勝てるという自信を持ちながら、もっともっと成長できると思うので楽しんでもらえるようなバレーが出来るように頑張りたいです」と意気込んだ。
決勝ラウンドの準々決勝は7月23日(水)、24日(木)にポーランドで開催される。