8日、日本バレーボール協会(JVA)がパリオリンピック(パリ五輪)に向けた日本代表壮行会を開催。パリ五輪出場を決めている男子日本代表、女子日本代表、ビーチバレーボール女子日本代表が出席した。
6月に行われたネーションズリーグでは銀メダルを獲得し、パリ五輪でも52年ぶりのメダル獲得の期待が高まる男子日本代表。選手たちがパリ五輪に向けて意気込みを語った中、オポジット(OP)の宮浦健人(ジェイテクトSTINGS愛知)は “らしさ”溢れる回答でファンを沸かせた。
宮浦は、「いつも多大なる声援ありがとうございます。パリオリンピックでは自分にできることを最大限出してチームに貢献したいと思います。あざした(ありがとうございました)」と意気込み。最後の「あざした」では会場のファンの笑いを誘っていた。
また、PSGスタル・ニサ(ポーランド)、パリ(フランス)と海外クラブでプレーしてきた宮浦。海外生活では自炊もすることも多かったはずだが、ゲストとして登場した元男子日本代表のOP清水邦広(大阪ブルテオン)から海外で覚えた料理について問われると、「ないですね」と回答。「毎日ご飯炊いて、胸肉焼いて、野菜食べて、毎日同じご飯を食べて。こだわりが本当になくて」とかなりストイックな食生活を送っていたことを明かしていた。
さらに、清水から「(胸肉を)食べてトレーニングして練習すれば宮浦選手のようなスパイクを打てるということですね?僕も見習って今日から胸肉食べます」と宣言されると、やや間を空けてから「あざした」と一言。再び会場からは笑いが生まれていた。
ストイックな食生活とトレーニングで作り出した強靭な肉体から繰り出すサーブで、ネーションズリーグでも存在感を発揮していた宮浦。パリ五輪でもパワフルな活躍に期待がかかるところだ。