27日(金)にV.LEAGUE MEN EAST(Vリーグ男子 東地区)の富士通カワサキレッドスピリッツが、セッターの後藤滉貴(31)、オポジットの菅沼海成(24)、アウトサイドヒッターの兵頭佳樹(28)、リベロの川俣一真(23)の4選手が2025-26シーズン限りで現役引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
福島県出身の後藤は順天堂大学に在学中の2016年に富士通へ内定。在籍10季目となる今シーズンはここまで、Vリーグ男子のレギュラーシーズン9試合でベンチ入りしている。
静岡県出身の菅沼は駒澤大学に在学中の2023年に富士通へ内定。在籍3季目となる今シーズンは現時点で出場機会を得られていない。
愛媛県出身の兵頭は大阪商業大学に在学中の2019年に富士通へ内定。在籍7季目となる今シーズンはここまで、Vリーグ男子のレギュラーシーズン20試合にベンチ入りを果たしている。
埼玉県出身の川俣は岐阜協立大学に在学中の2024年に富士通へ内定。ルーキーイヤーとなった今シーズン、現時点でVリーグ男子のレギュラーシーズン11試合にベンチ入りしたものの、2シーズンでの現役引退となった。
現在、15勝5敗で東地区3位の富士通。現役引退を決めた4選手と共にプレーオフ進出圏内の2位以上を目指す。なお、4選手はクラブを通してコメントしている。
■後藤滉貴
「こんにちは。今シーズンで引退をすることになりました。後藤滉貴です。富士通カワサキレッドスピリッツに入部してからあっという間に10シーズンになっていました。この場を借りて、チームメンバー、職場、そして何よりも熱い声援を送り続けてくださったファンの皆さまに深くお礼を申し上げます。皆さまの支えがあったからこそ、私はこの10シーズン、コートに立ち続けることができました。数々の喜び、悔しさ、そして感動を経験し、私の人生にとってかけがえのない時間となりました」
「まさか最後にセッターでバレー人生を終わるとは、入部当初思いもしておりませんでしたが、この2年間はこれまで体験したバレー人生の中でも特に貴重な経験をさせていただいたと思っております。現役生活にピリオドを打つことは、決して簡単な決断ではありませんでしたが、これからは新たなステージで、バレーボールへの情熱を形にしていきたいと考えております。本当にありがとうございました。今後も富士通カワサキレッドスピリッツの応援をよろしくお願いいたします」
■菅沼海成
「内定含め、3シーズンという短い間ではありましたが、本当にたくさんの応援をいただきありがとうございました!明るく、楽しく、そして強く を体現したチームメンバーとともに戦い、支え合い築き上げてきた3年は、私にとってとても濃密で充実し、かけがえのない宝物となりました!選手として派手な活躍はありませんでしたが、私らしく堅実に、そして、それでもこれまで経験したことのないような多くの経験を通して、大きく成長させていただきました」
「きっと富士通カワサキレッドスピリッツに入部していなければ、これらの成長はできなかったと、感謝してもしきれません。ここまで支えてくださったファンの皆さま、家族、選手含めチーム関係者の皆さまへ、本当にありがとうございました。これからも富士通カワサキレッドスピリッツの応援をよろしくお願いいたします!」
■兵頭佳樹
「内定期間を含め7シーズンという短い間でしたが、富士通カワサキレッドスピリッツ、そして兵頭佳樹を応援していただき、本当にありがとうございました。今シーズンをもちまして、私はチームを離れ、現役を引退する決断をいたしました。振り返れば、すべては『憧れ』から始まりました。大先輩であり『アニキ』と慕う志波京介さん(OB)が、母校の松山工業高校へ教育実習に来られていたあの時。志波さんから富士通への入部を聞き、『自分もいつか同じ舞台へ』という淡い夢を抱きました。それからは、その背中を追いかけるように、泥臭く高校・大学バレーに励みました」
「正直、学生時代の成績は決して華々しいものではありませんでした。『自分なんかが富士通で通用するのか』『一度もユニフォームを着られずに終わるのではないか……』そんな不安に震えながら過ごした内定シーズンを、今でも鮮明に覚えています。追い打ちをかけるようなコロナ禍。練習も出社もままならず、孤独に押しつぶされそうな日もありました。しかし、バレーの神様は一度だけ、私に最高の微笑みをくれました。入社1年目。全試合スタメン出場、全勝優勝、そして新人賞。この誇らしい記録こそが、私の人生で唯一、胸を張って自慢できる宝物です」
「その後は怪我や多忙に苦しみ、バレーと正面から向き合えない葛藤の日々が続きました。それでも、チームは私を『ムードメーカー』として、そして『笑顔のピンチサーバー』として受け入れ、温かく愛してくれました。決して順風満帆ではありませんでしたが、志波さん、栁田さん、中川剛さんをはじめとする尊敬する先輩方、そして田中、緒方、ジェフリーという最高の仲間に恵まれたこの時間は、何物にも代えがたい財産です。ファンの皆さま、溢れんばかりの愛をありがとうございました」
「そして、2022-23シーズンから何度も折れそうになっていた私の心を繋ぎ止めてくれた山本さん、中川さん。お二人のおかげで、今日まで走り抜くことができました。本当にありがとうございました。もう、悔いはありません!残されたわずかな時間、チームに最大限の恩返しをして、必ず優勝します。最後まで、熱い応援をよろしくお願いします!」
■川俣一真
「これまで応援してくださった皆さまへ。このたび、現役を引退することを決断いたしました。2シーズンという短い期間ではありましたが、富士通カワサキレッドスピリッツの一員として過ごせたこと、そしてプレーできたことを心から誇りに思っています。試合に出場する機会は多くはありませんでしたが、仲間と同じ目標に向かって努力できたこと、喜びや悔しさを分かち合えたことは、私にとって大切な宝物です」
「うまくいかず悔しい思いをすることもありましたが、その経験があったからこそ学べたこともたくさんありました。どんな時も支えてくれたチームメイト、スタッフの皆さま、そして温かい声援を送り続けてくださったファンの皆さまに、心より感謝申し上げます。このチームで過ごした時間と学んだことを糧に、これからも自身の目標に向かって挑戦を続けていきます。本当にありがとうございました」




