「2025-26 大同生命SVリーグ」の女子チャンピオンシップ セミファイナルは17日(金)から20日(月)にかけて計2つのカードが実施される。
◼️ NECレッドロケッツ川崎 vs 大阪マーヴェラス
もはや宿命の対決と言っていいだろう。昨シーズンのファイナルと同一カード。なおかつ、昨年12月に行われた皇后杯の決勝戦と同じ顔合わせである。結果は大阪MVが3戦3勝。レギュラーシーズン優勝のNEC川崎にとっては、因縁のリベンジマッチだ。
レギュラーシーズンの対戦は、NEC川崎が3勝1敗。3月14日に行われた第19節GAME1は、シルビア・チネロ・ヌワカロール、ジョバンナ・ミラナ・デイがそれぞれアタックで13得点ずつを挙げ、3−0で勝った。佐藤淑乃がサービスエースで先制点を奪うなど、立ち上がりからサーブで攻めたことが勝因の一つだ。リベロの児玉奈津美を軸に粘り強くボールをつなぎ、中川つかさが巧みにトスを散らした。途中から入った和田由紀子もチームを活性化させている。
埼玉上尾メディックスとのクォーターファイナルも安定した試合運びで連勝した。持ち味の攻撃力を最大限に発揮。GAME2はチームとして44.0%のアタック決定率をマークし、埼玉上尾の35.7%を大きく上回った。「自分たちの持ち味はオフェンス。埼玉上尾の粘りに負けないようにとにかく拾って、自分たちの得意なところであるアタックに持っていくことをチームで確認した」と中谷宏大ヘッドコーチ。大阪MVとのセミファイナルは、赤く染まった東急ドレッセとどろきアリーナで雪辱を期す。

対する大阪MVは、クォーターファイナルでヴィクトリーナ姫路に連勝。スタメンを固定し、タフな試合を乗り切った。
持ち味のブロックディフェンスが機能した。リベロの西崎愛菜が的確なポジショニングで後方支援、何度もラリーを制した。さらにGAME2はサマンサ・フランシス、リセ・ファンヘッケがそれぞれ4本のブロックポイントを獲得。田中瑞稀が3本で続いており、セミファイナルでもNEC川崎の前に大きく立ちはだかることが予想される。
サーブもチームの勢いに火をつけた。大山遼のサーブ効果率はGAME1が22.4%(サービスエース1本)、GAME2が19.3%(サービスエース3本)と高い数字をマーク。コート内で選手同士がコミュニケーションを取り、修正を加えながら自分たちのリズムを取り戻せるのも大阪MVの強みの一つだ。
試合後のインタビューでキャプテンの田中は「(セミファイナルは)マーヴェラスらしいプレーをスタートから出せるように準備していきたい」と意気込みを語った。女王の座を譲るつもりは毛頭ない。
◼️ SAGA久光スプリングス vs PFUブルーキャッツ石川かほく

レギュラーシーズン2位のSAGA久光が、同3位のPFUをホームSAGAアリーナで迎え撃つ。
今シーズンの対戦成績は1勝1敗。SAGA久光がフルセットで勝った第9節のGAME2は、語り草になるような一戦だった。セットカウント2−1で迎えた第4セットは、SAGA久光が先にマッチポイントを握りながら28−30で逆転負け。最終第5セットは、PFUのマッチポイントを3度凌いだSAGA久光が逆転勝利をつかんでいる。
殊勲はこの試合、アタックで30得点を挙げたステファニー・サムディだ。第5セットは、14−15から2本続けてバックアタックを決めた。最後の1点を決めた平山詩嫣は、試合を通してアタック決定率76.9%をマーク。二枚替えで入った吉武美佳も18得点でチームを勝利に導いた。最後までチームを鼓舞し続けた栄絵里香の功績も計り知れない。
群馬に連勝したクォーターファイナルも圧巻だった。GAME1は北窓絢音が17得点でチームをけん引。荒木彩花はブロックとサーブでチームにリズムを生み出している。GAME2もストレートで会心の勝利をつかむと、POMに選ばれた平山はセミファイナルに向けて「一丸となって最後まで戦いたい」と意気込みを見せた。セミファイナルの舞台はSAGAアリーナ。ホームの声援を追い風に、力の限りを尽くしたい。

昨シーズンの10位から大躍進を遂げたPFU。圧倒的な攻撃力に注目が集まりがちだが、好調の要因はそれだけではない。SAGA久光に勝った第9節のGAME1は、ブロックとレシーブの連携が機能した。リベロの舩田璃々香を軸に泥臭くボールを追い、セッターの松井珠己が抜群のトスワークで個性豊かなアタッカー陣をコントロール。バルデス メリーサはこの試合、チーム最多の18得点を挙げている。
刈谷とのクォーターファイナルは3−1、3−0で連勝。GAME1はミドルブロッカーの横田真未が3本のブロックポイントを含め11得点、タットダオ・ヌクジャンも3本のブロックポイントを含め14得点をたたき出した。大熊紀妙の献身的なプレーも、チームが勢いづく原動力になった。GAME2はバルデスがアタックでチーム最多の19得点。早めに上村杏菜を投入するなど、馬場大拓ヘッドコーチの采配も光った。
「日頃の積み重ねこそが大事。セミファイナルも一戦一戦を全力で戦う」と馬場ヘッドコーチ。PFUの快進撃はもはや偶然の産物ではない。日々の努力が生んだ賜物である。クラブ初の快挙に向けて、前途は極めて明るい。
■SVリーグ女子 チャンピオンシップ セミファイナル 試合日程・放送情報・配信情報
NECレッドロケッツ川崎 vs 大阪マーヴェラス
▼日時
GAME1:4月17日(金)19時05分~
GAME2:4月18日(土)16時05分~
GAME3:4月19日(日)15時05分~(どちらかが2勝した場合、GAME3の開催はなし)
▼会場
東急ドレッセとどろきアリーナ
▼放送
なし
▼配信
J SPORTSオンデマンド
SAGA久光スプリングス vs PFUブルーキャッツ石川かほく
▼日時
GAME1:4月18日(土)14時05分~
GAME2:4月19日(日)14時05分~
GAME3:4月20日(月)19時05分~(どちらかが2勝した場合、GAME3の開催はなし)
▼会場
SAGAアリーナ
▼放送
なし
▼配信
GAME1:J SPORTSオンデマンド、SVリーグFree Live GAME!
GAME2:J SPORTSオンデマンド
GAME3:J SPORTSオンデマンド




