大同生命SV.LEAGUEでは、2025-26シーズン終了に伴い、各クラブから退団や契約満了が発表されている。その中でも注目したいは、髙橋藍・小川智大・佐藤駿一郎・藤中優斗の4名だ。

いずれも退団は発表されているが、2026年5月15日時点で新天地の公式発表は出ていない。本記事では、今季で所属クラブを退団する4名の予想移籍先とプレースタイルについて解説する。

髙橋藍|ポーランドリーグへの移籍か?

[写真]=兼子愼一郎
  • 身長 / 最高到達点:188cm / 350cm
  • ポジション:アウトサイドヒッター
  • 経歴:東山高校 → 日本体育大学 → パドヴァ(イタリア) → モンツァ(イタリア) → サントリーサンバーズ大阪
  • 実績:2020年春高バレー優勝、東京オリンピック出場、2023年アジア選手権優勝、パリオリンピック出場、セリエA準優勝、SVリーグ優勝

髙橋藍の移籍先として挙げられるのは、ポーランドリーグのルブリンだ。すでに複数メディアで移籍の可能性が報じられている。過去の実績を考慮すると、セリエA復帰の可能性も残されている。

髙橋藍は高さに頼るだけでなく、速いテンポの攻撃やコースの打ち分け、ブロックアウトを狙う判断力にも優れている。サーブレシーブをこなしながら、バックアタックで得点に絡めるのは大きな強み。

日本代表では主力として経験を積み、海外リーグでも実績を残してきた。日本だけでなく、世界からも注目を集めている選手だ。

小川智大|海外挑戦の可能性

[写真]=Photoraid
  • 身長 / 最高到達点:176cm / 315cm
  • ポジション:リベロ
  • 経歴:川崎橘高校 → 明治大学 → ウルフドッグス名古屋 → ジェイテクトSTINGS愛知 → サントリーサンバーズ大阪
  • 実績:2019年ユニバーシアード日本代表、Vリーグ ベストリベロ賞(2021年、2022年、2023年)、サーブレシーブ賞(2021年、2022年、2024年)

小川の移籍先として有力なのは、ポーランドリーグのルブリンだ。報道では髙橋とともに移籍する可能性も伝えられている。SVリーグのトップクラスの3チームを渡り歩いてきた小川が、国内に留まることは考えにくい。

小川智大は、サーブレシーブの安定感を武器としているリベロだ。難しいボールでも対応してセッターに返球し、サーブレシーブ賞を獲得した実績もある。強烈なスパイクへの反応速度、コースを読んで瞬時に動く瞬発力、セッター並みの質の高い二段トスはいずれも世界レベル。海外でも類を見ない、バレーボールセンスにあふれた選手だ。

すでに日本代表の主力として海外でも認知されており、移籍先に注目が集まる。

佐藤駿一郎|海外移籍の可能性あり

[写真]=須田康暉
  • 身長 / 最高到達点:205cm / 352cm
  • ポジション:ミドルブロッカー
  • 経歴:東北高校 → 東海大学 → ジェイテクトSTINGS愛知 → フリカーニ・ロイマー(フィンランド) → ウルフドッグス名古屋
  • 実績:U19・U21日本代表

佐藤は、移籍先として海外再挑戦の可能性が考えられる。フィンランドリーグでのプレー経験がある佐藤は、過去に再挑戦をしたいとの意向を示していた。しかしながら、国内で大型ミドルブロッカーの補強を狙うクラブが獲得に動く可能性もある。

佐藤の特徴は、205cmの高さを生かしたブロックとクイックで存在感を示せる高さだ。日本国内はもちろん、海外でも通用するレベルと言えるだろう。高さがある分、ブロックの完成スピードが速いため、シャットアウトしたり、手を動かして相手スパイクのコースを限定できる。

すでに日本代表に定着しており、ウルフドッグス名古屋では主力としてプレーしていた、佐藤の新天地に注目が集まる。

藤中優斗|国内移籍が有力

[写真]=市川雄大※写真は2026年2月22日撮影
  • 身長 / 最高到達点:182cm / 325cm
  • ポジション:アウトサイドヒッター
  • 経歴:宇部商業高校 → 早稲田大学 → ジェイテクトSTINGS愛知 → 東レアローズ静岡
  • 実績:2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN優勝、2019-20シーズン最優秀新人賞、2025-26シーズン東レ静岡キャプテン

藤中の移籍先は、国内SVリーグのクラブが候補になりそうだ。守備力の高いアウトサイドヒッターや、リーダーシップのある選手を求めるクラブにフィットしやすいだろう。

藤中は、攻守の安定感と経験値が魅力のアウトサイドヒッターだ。的確なサーブレシーブ、強打・ブロックアウト・リバウンドを使い分けたハイセットの処理など、状況判断の技術が高い。

派手なシーンは多くないが、失点やミスの少なさが特徴。リーグ優勝とキャプテン経験があり、リーダーシップも魅力だ。

各選手の新天地に注目したい

今季所属クラブを退団する4名の移籍先を予想した。髙橋藍と小川智大は海外、佐藤は海外・国内の両方、藤中は国内への移籍が考えられる。ただし2026年5月15日時点では、新天地が公式に発表されていない。4名がどのチームを新天地に選ぶのか、引き続き注目が集まる。

この記事を書いたのは

重村暁希

重村暁希 の記事をもっと見る