4日に2026男子アジア選手権が開幕する。優勝国に2028年のロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられるため、日本代表は優勝を目指して戦うこととなる。
まずは予選ラウンドで全勝通過を目指す日本だが初戦の相手はオマーン代表。今回はそのオマーンを解説していく。
オマーン代表の特徴
オマーンは今勢いに乗るチームで、7月に行われた西アジア選手権で、アジアの強豪カタール代表を3-0で撃破し優勝している。FIVBランキングは64位だが決して侮れない。
彼らは日本と同じく低身長のチームで、「レシーブからのカウンター」を得意としている。主力のサイドアタッカー陣は170cm〜180cm台と、日本よりもさらに小柄だ。しかし身体能力が高く、バネを活かした高いジャンプとしなやかなフォームで、パワフルにアタックを打ち込んでくる。
そんなオマーンの警戒選手は2人だ。
1人目はOHファラフ・アル=ジャラディだ。西アジア選手権でMVPを獲得した、オマーンバレーを象徴するプレースタイルの持ち主。身長は178cmと小柄だが、並外れた運動能力と技術を兼ね備えた得点力に、安定したレシーブ力をもつ攻守の要だ。
2人目はキャプテンのサウド・アル=マアマリだ。身長208cmのMBで、高さを活かしたクイックを苦手とする日本にとっては天敵と言える存在だ。強烈なジャンプサーブを打つビッグサーバーの1人でもある。
日本とオマーン、高さの不利を技術で補う者同士の、緻密なバレーに注目だ。
オマーン代表の注目選手:ファラフ・アル=ジャラディ
オマーン代表の注目選手は、ファラフ・アル=ジャラディ(OH/178cm/32歳)
彼を一言で表すなら、オマーンの「小さな巨人」だ。
ファラフの最大の特徴は驚異的な「ジャンプ力」で、200cm台のブロックの上からアタックを叩き込むこともあるほどだ。最小スパイカーが最も大きいブロッカーを、高さで凌駕する姿は見ていて爽快だ。
さらにファラフが得意としてるブロックアウトにも跳躍力が活きている。空中で敵ブロッカーよりも長く留まることでタイミングを外し、敵ブロックの力が抜ける落ち際に、身体がくの字に曲がるほど体重を乗せたアタックを打ち込むことでボールを弾き飛ばしている。
それだけでなくファラフはオマーン代表の「守備の要」の1人で、オーバーカットとアンダーカットを的確に使い分けたレセプションも強みだ。
攻守に安定したパフォーマンスで、西アジア選手権でも大会MVPを獲得した。小さな巨人ファラフの、高さのハンデをものともせず、攻守で躍動する姿に注目だ。




