4日に開幕した2026男子アジア選手権。優勝国に2028年のロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられるため、日本代表は優勝を目指して戦うこととなる。
予選ラウンドを首位で通過した日本が決勝ラウンド初戦となる準々決勝で戦うのはインド代表。今回はそのインドを解説していく。
インド代表の特徴
彼らを一言で表すなら「サーブ特化」のチームだ。
インドの国内リーグでは、「ノータッチエースは2点」という特別ルールがある。そのためサービスエースを奪うことに特化した、強力なジャンプサーバーが多い。リスクを冒し、空いているスペースに思い切って打ち込んでくる。今大会でも、優勝候補の中国代表とイラン代表を相手にサーブ得点で上回り、デュースに持ち込んだ。
そんなインドの主軸はWエースのジェローム・ビニスとチラグ・ヤダブだ。
予選ラウンドの3戦すべてで、この2人がトップスコアラーのワンツーを記録。両選手共に身長は190cm後半で、最高到達点は約350cmとワールドクラスで、高さとパワーを活かして得点を重ねる。
今季のインドはAVCカップでも7戦中6勝。アジアの強豪である台湾代表やバーレーン代表を退け、銅メダルを獲得してる。
今大会も優勝候補のイランと中国が同グループの死のブロックで善戦したことで、決勝トーナメント進出を勝ち取った。
サーブとWエースを中心に、着実に成長を重ねるチームだ。
インド代表の注目選手:チラグ・ヤダブ
インド代表の注目選手はチラグ・ヤダブ(OH/196cm/25歳)だ。
インドリーグは最大3カ月と短く、ヤダブはそれ以外の期間はインド海軍の下士官として勤務し、日々トレーニングを重ねている。
彼のプレーの特徴は、196cmと恵まれた身長に加え、鍛え抜かれた強靭な身体を活かしたパワフルなアタックだ。特にバックアタックやジャンプサーブが強力で、どんな場面でも得点に絡める攻撃力の高さを評価され、自国リーグでは最優秀新人賞を獲得した。
今大会でも武器であるサーブが走り、ベストサーバーランキングは日本の石川祐希に並んで4位タイを記録している。
さらに際立って苦手なプレーが無いオールラウンダ―で、クラブのゴア・ガーディアンズでは若くしてキャプテンも任されるほど、隙が少なくプレーが安定している。
ヤダブをまとめると、得点力が高くオールラウンド、キャプテンシーも兼ね備えた、心技体揃ったインドの若きエースだ。




