4日に開幕した2026男子アジア選手権。優勝国に2028年のロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられるため、日本代表は優勝を目指して戦うこととなる。
予選ラウンドを首位で通過した日本は準々決勝でインド代表を撃破。準決勝で韓国代表と対戦する。今回はその勧告を解説していく。
韓国代表の特徴
彼らを一言で表すなら「もう1つの日本代表」だ。
かつて日本がフランスから戦術を吸収したように、現在の韓国は日本バレーをベースに躍進を遂げている。共に上背がない分、強固なレセプションからサイドアウトを奪い、粘り強いディグで勝負するスタイルだ。
この進化の背景には、日本を知り尽くした2人の監督がいる。
1人目は、前日本代表監督のフィリップ・ブラン氏である。日本代表を世界2位に押し上げた彼は、パリ五輪後に韓国の現代キャピタル・スカイウォーカーズの監督に就任した。彼の指導を受けたOHホ・スボンとリベロのパク・ギョンミンが、韓国代表の絶対的エースと守護神として活躍している。
2人目は、釜山OK貯蓄銀行・ウッメン を率いた元日本代表の荻野正二氏だ。韓国リーグに日本仕込みの緻密なフロアディフェンスを浸透させ、就任1年目でカップ戦を制した。
共通点が多い両国だが、ハイセットの処理には明確な違いがある。
日本は完成された3枚ブロックに対し、リバウンド等を狙ってクレバーに対応する。対する韓国は、パンチのアタックで3枚ブロックに思い切った勝負を仕掛けてくる。
共に上背がなく守備を極めた両国だが、ハイセットで見せる攻撃の哲学の違いに注目だ。
韓国代表の注目選手
韓国代表の注目選手はホ・スボン(背番号7/OH/196cm/28歳)だ。
彼を一言で表すなら「1億4000万円プレイヤー」だ。
スボンは韓国バレーの絶対的エースで、2024-25シーズンに韓国VリーグMVPとチームの3冠を達成し、史上最高額である13億ウォン(約1億4000万円)で現代キャピタル・スカイウォーカーズと契約している。
まさに韓国バレーの顔と言える選手だ。
そんな彼のプレーを一言で表すなら「パワーヒッター」だ。日本の西田有志のように、腕を力強く回すサーキュラースイングでブロックを豪快に弾き飛ばす。
今大会でも出場した試合は全てチームトップスコアラー。特に準々決勝の中国戦の第4セットは、アタック決定率72%で8得点を記録し、分かっていても止まらないエースとしての勝負強さを見せた。
そして彼は所属クラブで日本代表前監督のブラン氏の指導を受けている。 日本を知り尽くす名称の教えを受けた彼は、日本にとって厄介な相手だ。
韓国の絶対的エースが、日本ディフェンス攻略へどんな仕掛けをしてくるのかに注目だ。




