[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 1日から2日にかけてセリエA第10節が行われた。今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。

 第10節では石川真佑所属のノヴァーラと関菜々巳所属のコネリアーノが対戦。その第1セット、石川は先発出場、関はベンチスタートとなった。石川は序盤から得点を重ね、チームの攻撃の主軸となる。一方のコネリアーノはエースのガブリエラ・ギマラエス(ガビ)やオポジットのイザベル・ハークを中心に得点を挙げ、中盤6連続ポイントを獲得しこのセット最後までリードを保ったコネリアーノが先取する。

 2セット目も石川は序盤にリベロからエースを取るなどしてブレイクに貢献、ノヴァーラのリードで試合が進む。しかし中盤にコネリアーノに6連続ポイントを決められ逆転を許し、そこから流れが完全にコネリアーノに。その勢いを止められず、16-25でコネリアーノが連取する。3セット目、両者連続ポイントを取られては取り返し、どちらが流れを掴み取るかという展開で終盤まで進む。石川はインナーの強烈なクロススパイクや良い位置取りのディグでも貢献、しかし20点目以降に連続ポイントを奪ったコネリアーノが逃げ切る形でセットを取り、ストレートでノヴァーラを下した。 

 石川は先発フル出場、関は今試合では出番がなく、日本人対決は実現しなかったが、コネリアーノはこの勝利で開幕11連勝と、連勝記録をさらに伸ばした。一方のノヴァーラはこの敗戦で7勝3敗とし現在4位につけているが、石川は現時点でチームのトップスコアラーとなっている。

 そしてミラノの福留慧美はベルガモ戦に先発フル出場。丁寧で確実なAパス、スパイクを拾って攻撃に繋げるなど、コート内を動き回りながら安定の守備を見せる。チームはパオラ・エゴヌを攻撃の中心として1、2セットを連取。続く第3セットを僅差で落とすも、第4セットは中盤からのリードを保ったミラノが取り、セットカウント3-1で勝利となった。ミラノはこれで9勝2敗とし、2位の座を保っている。

 次戦の第11節、ノヴァーラは5日(木)4:30にベルガモと、コネリアーノも同日同時刻にクーネオと、ミラノは5日(木)3:30にヴォッレフォリアと対戦する。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsコネリアーノ(●0-3)
先発フル出場

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsノヴァーラ(〇3-0)
出場なし

・福留慧美(ミラノ)
vsベルガモ(〇3-1)
先発フル出場