10日に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。男子日本代表は予選ラウンド第1週の中国ラウンドでウクライナ代表、ポーランド代表、中国代表、スロベニア代表と対戦する。
中国ラウンドの最終4戦目で戦うのがスロベニア。今回はそのスロベニアについて解説していく。
スロベニア代表の特徴
スロベニア代表を一言で表すなら「王者キラー」だ。
最強国のフランス代表(五輪2連覇)とポーランド代表(世界ランク1位)に何度も勝利している。フランスにはパリ五輪の予選ラウンドや、VNL2025準々決勝といった大一番で勝利を納めている。ポーランドには2021年の欧州選手権までは4大会連続で勝ち星を挙げていて、先日もフルセットで勝利。王者キラーは今季も健在だ。
そんなスロベニアの特徴は、「マッスル&ハイ」だ。
主力選手の多くが200cm越えの身長とユニフォームがはち切れんばかりの筋肉を有している。優れたフィジカルを活かした、高さとパワーの王道バレーがスロベニアスタイルだ。
日本は現在スロベニアに6連勝中だが、例年よりも厳しい戦いなるだろう。なぜなら日本はスロベニアに対して効果的に軟打を用いて勝利してきたが、ルール改定により軟打プレーが厳格化したからだ。
フィジカルでねじ伏せるスロベニアか、新たな活路を見出す日本か。世界最高峰の「力」と「技」の対決を見逃すな。
スロベニア代表の注目選手:ニク・ムヤノビッチ
スロベニアの注目選手はニク・ムヤノビッチ(OP/207cm/21歳)だ。
いま世界で最も勢いのあるOPで、先日のポーランド戦では一人で37得点を挙げて勝利に貢献した。この37得点という記録は、1試合の個人得点数でVNL史上歴代4位の快挙だ。試合後にスロベニアのファビオ・ソレ監督が「世界最高のオポジットの一人」と語るほどのパフォーマンスだった。
そんなムヤノビッチの武器は「高さ」だ。彼は屈強なスロベニア代表の中では細身だが、その分ジャンプ力に秀でており、最高到達点は360cm。ポーランド戦でも210cmを越えるブロッカーを物ともせず、ブロックの上からアタックを叩き込んでいた。
またムヤノビッチは今季フランスリーグで優勝を果たしベストOPに選出されている。確かな自信をつけて挑んだVNLで、その才能がどんどん花開いている状態だ。
覚醒中の超新星が日本を喰らうことでさらなる成長を果たすのか、はたまた日本が最高峰の守備力で世界の洗礼を浴びさせるのか。
個VS組織のぶつかり合いに注目だ。




