6月に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。日本代表は予選ラウンド第2週までを終えて8勝無敗の首位に位置。良い状態で15日(水)に開幕する日本ラウンドを迎える。
その日本ラウンドで対戦するのは、イタリア代表、カナダ代表、ベルギー代表、アルゼンチン代表の4チームだ。今回は日本ラウンド2戦目でぶつかるカナダを解説していく。
カナダ代表の特徴
カナダ代表を一言で表すと「爆発力」だ。
VNL第2週以降は新戦力が主体となり、それぞれの得意プレーを押し付けるパワフルなバレーを展開している。
打つコースが偏っている分対策は立てやすいが、高さとパワーで対策を上回った時の破壊力は計り知れず、実際にブルガリア、ブラジル、アルゼンチンといった強豪をフルセットまで追い詰めた。
日本がパリ五輪予選で苦杯をなめたエジプトのようなスタイルで、相性の悪い相手と言えるかもしれない。
また、カナダのダン・ルイス監督はカナダのアンダーカテゴリを指揮してきた監督で、現チームに教え子が多いため選手への理解が深い。若手選手の勢いを活かしながらも、ミスを抑えて戦っている印象だ。
アルゼンチン戦では、第1セット序盤はサーブミスが先行しないようにフローターサーブを打たせ、終盤に向けて徐々にスピンサーブを解禁していった。
VNLではここまで1勝8敗だが、ストレート負けは1度も無い。さらに6戦がフルセットで負けているため、どの国よりも勝利に飢え、最後まで全く油断のできない相手だ。
カナダ代表の注目選手:スカイラー・ヴァルガ
カナダの注目選手はスカイラー・ヴァルガ(OH/200cm/23歳)だ。ヴァルガはカナダ代表の新世代のエースで、2026-27シーズンからSVリーグの東レアローズ静岡でプレーする。
彼を一言で表すなら「オフェンシブオールラウンダー」。日本代表の石川祐希のようなタイプOHだ。
攻撃面では最高到達366cmの高さを活かした、ブロック無視のクロスへのパワフルなアタックが最大の武器だ。さらにハイブリットサーブも強力で、アルゼンチン戦ではフローターとスピンで緩急をつけて、2連続サービスエースを奪った。
守備面も安定感抜群で、オーバーとアンダーを使い分けたレセプションで、中強度のサーブなら確実にセッターへ返球する。
また彼は勤勉な人柄で、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(LBSU)のニック・マクレー監督からは、トップ10%どころか1%の勤勉さをもつ選手と評されていた。地元カナダの大学からLBSUへの転校生だったが、熱心な練習態度が周囲に認められ、2年間キャプテンを務めた。
攻守万能で勤勉なカナダ新世代エースに注目だ。




