6月に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。予選ラウンドを12戦全勝の首位で勝ち上がった日本代表は、決勝ラウンド初戦となる準々決勝で中国代表に勝利したものの、準決勝でアメリカ代表に惜敗。2大会ぶりのメダルをかけてスロベニア代表と3位決定戦で戦う。
今回はそのスロベニアを解説していく。
スロベニア代表の特徴
スロベニア代表を一言で表すなら、日本と同じく「新鋭の強豪国」だ。東京五輪からパリ五輪までの間に、一気に世界ランクを上げ(現在6位)、強豪国に躍り出た。
スロベニア躍進の大きな要因は、多くの選手が世界3大リーグでプレーしたことだ。
実際にVNLファイナルのスタメン7選手中6選手がセリエA経験者(OHティネ・ウルナウト&ロク・モジッチ、OPニク・ムヤノヴィッチ、MBヤン・コザメルニク&アレン・パイエンク、Sウロシュ・プラニンシッチ)だ。
そんな世界トップリーグで各選手が腕を磨くスロベニアは、「フィジカルとテクニックに優れたオールマイティ」なチームだ。目立った弱点がなく、常に高いパフォーマンスを発揮する。
今回のVNL予選ラウンドで日本は12連勝を達成したが、スロベニアもその安定感からVNL2024で11勝を達成している。
常にVNL優勝候補の一角ではあるが、ファイナルで日本が立ちはだかることが多く(現在日本に7連敗中※すべて1-3以下)メダル獲得には至っていない。
今回の3位決定戦は、スロベニアが日本への苦手意識を払しょくするチャンスでもあり、悲願のメダル獲得を目指す一戦だ。
スロベニア代表の注目選手:ロク・モジッチ
スロベニアの注目選手はロク・モジッチ(OH/200cm/24歳)。VNLファイナルのここまでの2戦では、チーム内最多アタック得点を誇るスロベニアのエースだ。
最高到達点359cmの高さと、しなやかなフォームから繰り出されるパワフルなスパイクが最大の武器。さらに最近はショートサーブを処理しながら、Aクイックを打つ器用なプレーも魅せている。 攻撃のイメージが強いモジッチだが守備力にも定評があり、セリエA(2024/25)ではベストレシーバーを受賞している。
所属クラブのヴェローナでは、ノウモリ・ケイタというセリエA得点王の大エースとOH対角を組み、彼の負担を減らすべく積極的にレシーブに参加した。
またモジッチは日本代表の髙橋藍やイタリア代表のアレッサンドロ・ミキエレットと同じ01世代。日本戦では、次世代エース同士の打ち合いにも注目だ。




