4日に開幕した2026男子アジア選手権。優勝国に2028年のロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられるため、日本代表は優勝を目指して戦うこととなる。
まずは予選ラウンドで全勝通過を目指す日本の2戦目の相手はバーレーン代表。今回はそのバーレーンを解説していく。
バーレーン代表の特徴
バーレーン代表を一言で表すなら、「アジア強豪国の一角」だ。昨年のAVCネーションズカップ2025 (アジア選手権出場権を懸けた大会)では、優勝を果たしている。
彼らのバレースタイルは日本と似て、基礎スキルが高く、簡単なミスは犯さないチームだ。欧州勢と比較してフィジカルで劣る分、技に長けた選手が多い。エースOHのマフムード・アフメドがその象徴で、堅いレセプションとブロックアウトが強みだ。
そんな彼らのアジア選手権初戦はオーストラリアに0-3で敗戦と、苦しいスタートを切った。高さを活かしたチームとの対戦経験の浅さが、負けに直結していた印象だ。オーストラリアのフィジカルを活かしたブロックと強烈なジャンプサーブに苦しめられていた。
さらにバーレーンは絶対的エースのモハメド・ヤコブ(AVCネーションズカップMVP&唯一の海外勢)が蓄積疲労によるケガ予防のためアジア選手権を欠場している。日本で例えるなら石川祐希がいないような状況だ。
エースが欠場に初戦ストレート負けにと逆境の中にいるバーレーンだが、確かな実力をもつのも事実。日本戦では技と技のぶつかり合いに注目だ。
バーレーン代表の注目選手:マフムード・アフメド
バーレーン代表の注目選手は、マフムード・アフメド(OH/185cm/30歳)だ。
絶対的エース欠場の中でチームを引っ張る「バーレーンのヌガペト」だ。アフメドのプレーは、五輪2連覇&MVPのフランス代表イアルバン・ヌガペトとそっくりで、何でも出来る「オールラウンド」さと的確な判断を下す「頭脳」が備わってる。
彼のアタックは変幻自在で、敵の状況に合わせて、ストレート、インナー、フェイント、ブロックアウトを打ち分ける。特に敵ブロックの指先を狙ったブロックアウトの精度が高く、3枚ブロックに対しての決定率も高い。さらに守備面でも、よく脱力したアンダーレシーブで、リベロ並にAパスを量産する。
アジア選手権の初戦オーストラリア戦では、得意のブロックアウトを中心にチーム最多10得点を記録。さらに守備面でも強烈なジャンプサーブも返球し続け、敵OP渾身のアタックを拾い上げて会場を沸かせていた。
間違いなくワールドクラスの実力者で、国内リーグでは無敗の25連勝を達成し安定感もピカイチ。日本代表にも負けずとも劣らない技術をもつアフメドのプレーに注目だ。




