[写真]=Volleyball World

 4日に2026男子アジア選手権が開幕。優勝と2028年のロサンゼルスオリンピック出場権を獲得を目指す日本代表は初戦でオマーン代表と対戦し、苦しむセットもあったもののセットカウント3-1で下し、大会白星スタートを切った。

 オマーン戦で実戦復帰したミドルブロッカーの小野寺太志は、試合後、安堵の表情を見せつつも、自身のパフォーマンスについてはストイックな評価を下した。

 ネーションズリーグでは大会を通してスタメンとして起用されていた中、左ヒザのコンディション不良で直前の国際親善試合ブラジル戦を欠場していた小野寺。現在のコンディションについて、「感覚だけで言うと、まだ、いい意味で100点ではない。正直、もっと動けるなという感覚がある」と語り、復帰直後ゆえの伸びしろを口にした。

 いきなりのスタメン起用については、ロラン・ティリ監督が小野寺の試合勘を取り戻させることや、動きの質をチェックする意図があったと本人は分析。第3セット以降にベンチへ下がった点についても、今後続く連戦や決勝トーナメントを見据えたチーム全体のコンディション管理の一環として、冷静に受け止めていた。

 試合は第3セットを失うなど、格下とみられた相手に苦戦する場面も見られた。外から戦況を見守る時間もあった小野寺は、「1、2セット目に出て得た感覚をコートの中の選手に伝えるのが自分の役目」と、自身の役割を再認識。内容の向上を求めつつも、「まずは勝てたことが良かった。帰ってから映像を見返し、次に向けもっと良くなれるようにしたい」と、まずは初戦でしっかりと結果を出したことの重要性を話した。

 久々の実戦で不安もあったというが、第1セット早々に決めたブロックポイントが大きな支えとなった。「1点目をブロックで取れたのは自分にとってすごく大きく、試合にスッと入っていける要因になった」と振り返り、日本のミドルブロッカーとしての存在感を改めて示した。

 一方で、初戦の課題はスパイクの精度。「トスを合わせる部分や、打ち分けの部分を上げていきたい」と具体的に言及した。優勝を目指す日本にとって、経験豊富な小野寺の完全復活は必要不可欠だ。「試合を重ねるごとに良くしていきたい」と語る背番号2の視線は、すでに先へと向けられている。

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