ヴォレアス北海道に所属する荒尾怜音(25)が自身のSNSを更新し、自身のセクシュアリティはクエスチョニングに近いと考えていることを公表した。
荒尾は早稲田大学出身のリベロで、大学在学中にはミキプルーンスーパーカレッジバレー(全日本インカレ)でリベロ賞を3度獲得するなどの実績を持つ。2024-25シーズンからヴォレアスに加入した。
荒尾は自身のセクシュアリティについて、いくつかの感情に戸惑い、悩んだこともあり、カミングアウトという言葉自体を重たく、分厚い壁として感じていた側面もあったという。
しかし、同じ競技で活躍している髙橋塁(サントリーサンバーズ大阪)が自身のセクシュアリティを公表した勇気に背中を押してもらい、自分の言葉で伝えることを決めたと明かしている。
荒尾自身が誰かの勇気に背中を押されたからこそ、次は自分の言葉や行動が誰かにとって少しでも何かのきっかけになればという思いもあったという。
また、今後も自分自身を大切にしながら、プロバレーボール選手として大好きなバレーボールに全身全霊で取り組むという意向を伝えている。
「いつも応援していただき、ありがとうございます。私にとって人生の大きな一歩となるご報告をさせてください。
私は幼少期から、男女関係なくいろんな友達と過ごしてきました。時には、女の子しかいない集団の中に入って一緒に遊ぶこともありました。そんな環境で過ごす中で、『可愛い』も『かっこいい』も『美しい』も、自分にとって大切な感情になっていきました」
「そして、それらは『自分もこうなりたい』という憧れだけではなく、いつしか『好き』という気持ちにも繋がっていきました。だからこそ、自分の性自認や、好きになる人の性別についても、あまり枠を決めずに、『自分は自分』そう思って過ごしてきました」
「そんな自分のセクシュアリティは、LGBTQ+から敢えて選ぶとするなら、『Q(クエスチョニング)』に近いと思っています。『男だから』『女だから』という言葉に違和感を持ったり、洋服もレディースのものを選ぶことが多い。女性といる方が楽に感じる一方で、男性と過ごす時間にも楽しさを感じます。そんな自分の中にあるいくつもの感情に戸惑い、悩んだこともありました」
「『カミングアウト』という言葉自体が、私にとっては重たく、分厚い壁のように感じていました。それでも、同じ競技の最前線で活躍する髙橋塁さんの勇気に背中を押してもらい、自分もこうして自分の言葉で伝えることを決めました。この決断をするにあたって、真摯に向き合ってくださったチーム関係者の皆さん、そして、いつも「荒尾怜音」という一人の人間として接してくれた家族や友達をはじめ、これまで私に関わってくださったすべての方々に、心から感謝しています」
「私自身も、誰かの勇気に背中を押してもらった一人です。だから次は、自分の言葉や行動が、誰かにとって少しでも何かのきっかけになればと思っています。これからも、自分自身を大切にしながら、プロバレーボール選手として、大好きなバレーボールに全身全霊で取り組んでいきます。最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。これからも、荒尾怜音をよろしくお願いします」




