14日(火)、V.LEAGUE MEN EAST(Vリーグ男子 東地区)の東京ヴェルディは、2025-26シーズンをもってミドルブロッカーの羽富琉偉(29)とオポジットの柳川大知(35)が現役を引退、アウトサイドヒッターの中村來太郎(21)とリベロの鈴木柊麻(21)が退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
現役引退を発表した羽富は茨城県出身で、2020年に千葉ZELVA(現・千葉ドット)のトライアウトに合格し入団。5シーズン在籍した後、2024年に東京Vへ移籍した。在籍2季目となった今シーズンは、Vリーグ男子のレギュラーシーズン5試合でベンチ入りした。
同じく現役を引退する柳川は愛知県出身で、愛知教育大学を卒業後、つくばユナイテッドSun GAIAや海外リーグ、サフィルヴァ北海道(現・北海道イエロースターズ)でのプレーを経て、2022年に東京Vへ入団。在籍4季目となる今シーズンは、Vリーグ男子のレギュラーシーズン2試合でベンチ入りした。
一方、山形県出身の中村は現在、青山学院大学の4年生で、2024年にインターン選手として東京Vへ入団。2025年4月、契約満了によりチームを退団したものの、2025-26シーズンで復帰を果たした。今シーズンはVリーグ男子のレギュラーシーズン全28試合でベンチ入り。多くの試合に出場し、316得点を挙げた。
千葉県の鈴木は現在、中央学院大学の4年生。シーズン途中の2026年2月にインターン選手として東京Vへ入団した。今シーズンはVリーグ男子のレギュラーシーズン11試合でベンチ入りした。
なお、中村と鈴木の2選手はそれぞれ所属の大学に戻るとしている。4選手はクラブを通してコメントしている。
■羽富琉偉
「バレーボールを引退します。13年前、茨城でボールを追いかけ始めたあの日から、自分の人生はバレーボールと共にありました。そしてありがたいことに、俳優としての活動もさせていただき、『俳優兼バレーボール選手』という形で、多くの方に知っていただく機会も増えました。2年前、東京に来てから、大きな挑戦の日々でした。環境もレベルも上がる中で、何度も壁にぶつかり、正直、逃げ出したくなることもありました。それでも続けてこられたのは、支えてくれた人たちがいたからです。関係者の皆さまへ。ここまで競技を続けられたのは、日々支えてくださった皆さまのおかげです。指導者の方々、チームスタッフ、運営の皆さま、すべての方に心から感謝しています」
「そして、ファンの皆さんへ。どんな時も会場に足を運び、声を届け続けてくれて、本当にありがとうございました。北海道、栃木、千葉等、完全にアウェーの中で、自分に向けてくれた声援や言葉は、今でもはっきり覚えています。正直、何度も心が折れそうになりました。でも、そんな時に聞こえてきた名前を呼ぶ声、試合後にかけてくれた一言、そして手紙やメッセージ——そのすべてが、自分を何度も立ち上がらせてくれました。全試合と言っていいほど足を運んでくれた方。遠くからでも応援し続けてくれた方。言葉にして想いを届けてくれた方。その一つ一つの行動に、どれだけ救われたか分かりません」
「応援は『当たり前』なんかじゃありません。時間も、気持ちも、人生の一部を使って、自分たちに向けてくれていたこと、その重みと尊さを、プレーしながらずっと感じていました。皆さんがいたから、自分はコートに立ち続けることができました。皆さんがいたから、最後までやり切ることができました。心の底から、最大の感謝と敬意を伝えさせてください。本当に、本当にありがとうございました。バレーボールは、自分の人生で一番長く続けたものです。この競技から、勝つ喜びだけじゃなく、人としてどう在るべきかまで教えてもらいました。心から、やってきてよかったと思っています。これからの道はまだ決まっていません。でも、バレーボールに人生をもらった人間として、この競技の新しい価値やエンタメをつくり、未来に繋げていけるように挑戦していきます」
「そして最後に、家族へ。どんな時も一番近くで支え続けてくれて、本当にありがとう。うまくいかない時も、結果が出ない時も、何も言わずに信じて応援してくれたこと、簡単なことじゃなかったと思います。遠く離れても変わらず応援してくれたこと、どんな時でも味方でいてくれたこと、そのすべてが、自分の背中を押し続けてくれました。この13年間は、間違いなく自分一人の力じゃありません。家族がいたから、ここまでやり切ることができました。心から感謝しています。本当にありがとう。13年間、本当にありがとうございました」
■柳川大知
「いつも応援ありがとうございます。この度、現役を引退することになりました。23歳でVリーグでプレーを始めてから、バレーボールの魅力に取り憑かれているうちに、気づけば13年がたっていました。挑戦や失敗、時にはご迷惑をおかけしながら、バレーボールを通して多くのことを学ばせていただきました。東京ヴェルディバレーボールチームの選手やスタッフのみなさんには本当にお世話になりました。チームは私が在籍した4年間でも着実に成長し、選手がより力を発揮できる環境へと整ってきています。これからもさらに良いチームになれるよう願っています。引退の理由は、家族と過ごす時間をより大切にしたいと思ったからです。いったん一区切りですが、今後も何らかの形でバレーボールに関わりたいと思っています。またどこかでお会いしましょう」
■中村來太郎
「昨シーズンから合わせて2シーズン、たくさんの応援をしていただきありがとうございました。中々結果が実らず苦しい時期もサポーターやファンの方々の皆様のおかげで最後まで全力でプレーすることができました。また、最年少ながら厳しく言ったり、私のわがままを受け止めてくださったチームメイト・スタッフの方々には本当に感謝しかありません。Vリーグという舞台でプレーできたことは、私にとっての大きな財産です。この素晴らしい経験と環境を恵んでくれたヴェルディ、青学のチームメイト、応援してくださる方々への感謝を糧に、ラスト1年の大学バレーも頑張ります。今後とも東京ヴェルディへの温かいご支援・ご声援の程よろしくお願いします。東京ヴェルディ大好きです。ありがとうございました」
■鈴木柊麻
「約2ヶ月という短い期間でしたが、たくさんの応援をしてくださり本当にありがとうございました。シーズンの途中からの参戦となりましたが、サポーターやファンの方々、暖かく受け入れてくださったヴェルディの選手、スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。Vリーグという舞台でプレーをできたこと、東京ヴェルディの一員としてプレーをできたこと、最後2連勝で終われたことは、私にとって尊いものでした。また、この経験を活かし学生として最後の1年となる大学バレーを全力で頑張りたいと思います。今後も東京ヴェルディへの温かいご支援・ご声援の程よろしくお願いします」




