ネーションズリーグ2026男子の予選ラウンド第3週日本ラウンドが15日に開幕する。
その日本ラウンドでの男子日本代表の登録メンバーは、以下の14人だと予想する。
- アウトサイドヒッター:石川祐希、髙橋藍、大塚達宣、富田将馬
- ミドルブロッカー:小野寺太志、髙橋健太郎、西本圭吾、エバデダン ラリー
- オポジット:西田有志、宮浦健人
- セッター:深津英臣、永露元稀
- リベロ:小川智大、山本智大
本記事では、各選手の特徴や選考理由を解説する。
アウトサイドヒッター|石川・髙橋藍に大塚・富田が続く

- 石川祐希
- 髙橋藍
- 大塚達宣
- 富田将馬
アウトサイドヒッターは、第2週の初戦と同じ4人を予想した。
石川はキャプテンとして攻守の軸を担う。第2週のフランス戦では、2セットダウンからチーム最多27得点を叩き出して逆転勝利の立役者となった。まだベストパフォーマンスと言えない状態に見えるが、日本の中心なのは間違いない。
髙橋藍も日本の中心選手だ。守備範囲の広さ、攻撃のバリエーション、守備をしてからの攻撃参加、すべてのプレーで日本を引っ張ってきた。アメリカ戦で両チーム最多の26得点、守備面ではリベロ並みの範囲をカバーし、サーブレシーブの安定感も際立つ。今大会だけを見れば、石川を上回るパフォーマンスを見せている。
大塚と富田は途中出場が多いなか、しっかりと結果を残してきた。とくに富田はスーパーサブとして、目立った活躍を見せている。ピンチサーバーとして出場して得点を決めたり、強烈なスパイクを上げて得点につなげた。アメリカ戦では石川に代わって途中出場し、勝利につながる活躍を見せた。
甲斐の落選は、フランスラウンドで大塚と富田が活躍した印象があったからだ。なかなか出場機会を与えられず、アピールができない苦しい状況が続いている。しかしリザーブとして登録される可能性も高く、出場した際には、高さのあるスパイクとサーブで活躍できる実力は備えている。
ミドルブロッカー|髙橋健太郎・西本がメンバー入りと予想

- 小野寺太志
- 髙橋健太郎
- 西本圭吾
- エバデダン ラリー
ミドルブロッカーは、第2週の山内晶大に代わり髙橋健太郎がメンバー入りすると予想した。
小野寺は長年A代表の主力として、クイックとブロックでチームに貢献してきた。スパイクのレシーブや正確な二段トスなど、ミドルブロッカーとしては珍しい器用さも併せ持つ。経験値と安定感はチーム随一だ。フランスラウンドでも、何度もいいディグを見せてくれた。
髙橋健太郎は第2週ではリザーブに回ったが、日本ラウンドでは14人枠に入ると予想する。高さを武器にしたブロックは「日本ナンバーワン」の呼び声が高く、SVリーグでは何度もブロック賞を獲得している。相手スパイカーの癖やトスの傾向を読みながらコースを限定するリードブロックは、イタリアやアルゼンチンといった攻撃力のある相手に対して大きな武器となるだろう。
エバデダンラリーは機動力と身体能力を生かしたプレーが魅力だ。今季は大阪ブルテオンの優勝に大きく貢献し、テンポの速いクイックで得点を量産した。ブロックもサイドへの寄りと手を出すまでのスピードが速く、相手スパイカーにとって脅威となる存在だ。
西本は189cmとミドルとしては大きくないが、高さの不利を技術とスピードでカバーできる選手である。とくにブロックの寄りと完成までのスピードが速く、フランスラウンドでは何度もシャットアウトしていた。ホームの声援を味方につける力もあり、得点のたびに叫びガッツポーズをする姿はチームに火をつける。日本ラウンドで最も「会場を沸かせる」存在になるだろう。
山内は長く日本代表を支えてきた実績があり、攻撃面の安定感がある。第2週でもメンバー変更があったように、リザーブとして登録されながら大会途中での入れ替えの可能性は十分にある。
オポジット|西田・宮浦の得点力は日本の武器

- 西田有志
- 宮浦健人
オポジットは西田と宮浦の2枚看板。この2人の得点力は、世界トップレベルだ。
西田はパリオリンピックで日本の得点源として大暴れした実績を持つ。サーブ・スパイクともに破壊力は世界トップクラス。今季は大阪ブルテオンのキャプテンとしてSVリーグ優勝に貢献し、通算738得点を記録した。
宮浦は2025年のネーションズリーグで西田に代わって結果を出し続けてきた選手。ポーランド・フランスと海外リーグを2シーズン経験し、海外選手との対戦にも慣れている。長い腕を活かした高い打点からのスパイクが持ち味で、「バナナサーブ」と称される大きく曲がるサーブは世界から恐れられている。
セッター|深津・永露のコンビで日本ラウンドに挑む

- 深津英臣
- 永露元稀
セッターは深津と永露を予想した。今大会は、常に2人が登録されており、日本ラウンドも継続が見込まれる。
深津はベテランとしての経験と、相手のブロックを惑わすトスワークが武器である。今大会はスタメンで出場しており、落ち着いたトス回しで攻撃のリズムを整えられる。代表歴も長く、国際大会での経験値はチームに安心感をもたらす。
永露は192cmの長身を活かした高い位置からのセットアップが特徴だ。セッターでありながらブロックでもポイントを狙えるのは、この身長ならではの強み。深津とは特徴が異なる魅力がある。今大会は2枚で入るパターンが多いが、トスワークとブロックで流れを替えて、チームに貢献している。
深津がゲームコントロールと経験値で勝負するセッター、永露は高さと攻撃力で勝負するセッターのイメージ。
リベロ|「ダブル智大」が鉄板

- 小川智大
- 山本智大
日本のリベロは、小川と山本の「ダブル智大」が鉄板である。「世界最強のリベロが日本に2人いる」と、世界大会で評価されるほどの選手だ。
山本の武器は、守備範囲の広さとボールへの反応速度だ。相手の強烈なスパイクの威力を身体の力を抜いて吸収し上げられる。
小川はサーブレシーブの安定感が武器。SVリーグでは何度もサーブレシーブ賞を獲得している。読みも鋭く、ボールが来る場所にスっと動いて正面で迎えて上げる。
山本がディグのスペシャリストなら、小川はサーブレシーブのスペシャリスト。とはいえ、2人ともディグとサーブレシーブの技術が卓越している。現在はほぼ均等に出場機会が与えられ、どちらも活躍している。
ホーム大阪で連勝継続なるか
本記事では、VNL2026日本ラウンドの登録メンバー14人を予想した。
第2週からの変更点は、山内がリザーブにまわって髙橋健太郎の登録だ。高さのあるブロックは、イタリアやアルゼンチンの攻撃陣に対して有効な武器になるだろう。
日本ラウンドではイタリア・カナダ・ベルギー・アルゼンチンとの4試合が予定されている。8戦全勝の勢いをホームで維持し、ファイナルラウンドへ万全の状態で臨めるか。結果はもちろん、各ポジションでどの選手がコートに立つかにも注目だ。ぜひリアルタイムで日本代表を応援しよう。




